旅作家として一年の半分を旅して歩いています。滞在するホテルはビジネスホテルから観光ホテルなどさまざまですが、泊まり歩いたなかでも定宿にしたくなる、おすすめのホテルを聞かれることが多いのでおいしい食事や利便性、個性的なサービスなどの観点から個人的な鉄板ホテルをまとめてみました。
札幌：すすきのど真ん中にある立地最高「ノットホテル札幌」
札幌の繁華街「すすきの」はラーメン横丁をはじめ、海鮮居酒屋などおいしいものが食べられるお店が集まったスポットでもあります。札幌出張や観光時にはここを拠点にしていますが、定宿化しているのが「ノットホテル札幌」です。
ホテルの目の前にはドン・キホーテ、1階部分には面積広めのセイコーマートが入っていて、買い出しにも重宝しました。パノラマビューのお部屋は人気が高く、早めに予約しておくのがおすすめです。
広島：眺望抜群の温泉と地産のおいしい食事「宮島別荘」
宮島の桟橋降りてすぐの立地にある「宮島別荘」。ロフト付きのお部屋も珍しくてわくわくする滞在なのですが、瀬戸内の内海を見下ろす絶景とともに浸かれる温泉が最高でした。さらにビュッフェスタイルの朝食・夕食は地元の広島の名物がずらり。どれもおいしくて「もうお腹がいっぱい！」となっても更に食べたくなるほど。ぜひお腹を空かせて泊まるのをおすすめします。
ディズニー：聞きしに勝るショーの見やすさ「ホテルミラコスタ」
ディズニー好きが高じて、日帰りできるエリアに住んでいるにも関わらず、繰り返し泊まっているホテルミラコスタ。念願のポルトパラディーゾサイドのお部屋が取れたので、1泊2日で利用しましたがショーが目の前で観れるという最高のお部屋でした。パークの出入り口にも近く、次も泊まるなら絶対この部屋がいいです。
お部屋に運んで貰って食べられるディズニーホテルならではの朝食もおすすめ。ミッキー型のパンにテンションが上がりました～。
山形：米沢牛の芋煮と絶品つや姫の贅沢朝食「ダイワロイネット山形」
「ダイワロイネットホテル」はシンプルなビジネスホテルのチェーンですが、1階や最上階には特徴あるレストランが入っていることが多いようです。山形もそのひとつで、米沢牛の専門店「米沢牛登起波」が入っていて、朝ごはんの会場としても使用されています。
朝食は米沢牛を使った芋煮がお膳形式で提供されますが、ほかにもビュッフェ式で米沢牛カレーも。そしてお米は山形が誇る別格においしいつや姫！ 甘くてツヤツヤのつや姫は、一度食べたら虜になること間違いなしです。
鹿児島：名店の味を朝食で「ダイワロイネットホテル鹿児島」
同じくダイワロイネットホテルは鹿児島も素晴らしかったです。最上階には鹿児島が誇る黒牛や黒豚などが堪能できる名店「黒ノ壽」が入っています。 豚なんこつ味噌煮やきびなご南蛮漬など、郷土料理がビュッフェスタイルでたっぷり食べられます。
京都：極上の和朝食と朝のお勤め体験「三井ガーデンホテル浄教寺」
京都の繁華街・四条にもアクセス至便なエリアにある「三井ガーデンホテル浄教寺」は、寺院とホテルが一体になった特徴的な宿泊施設です。黒を基調にした独特な内装も素敵で、朝には申し込みをすれば朝の勤行に参加することができます。
そして、朝のごはんがまた素晴らしくおいしいのです。「僧伽小野 京都浄教寺」は、宿泊せずとも朝食だけでも立ち寄って利用できますので、京都で和朝食をお探しなら絶対おすすめ。
京都：古民家をリノベした古都の佇まい「三井ガーデンホテル京都 新町別邸」
三井のホテルなら、古い町家建築をリノベした「三井ガーデンホテル京都 新町別邸」もおすすめのひとつ。祇園祭の山鉾巡行を部屋から眺められるお部屋もあり、ゆったりとホテルステイを楽しむにはうってつけです。
京都：ホテルステイを楽しむ「インターゲート京都 四条新町」
先程紹介した三井ガーデンホテル 新町別邸の向かいにあるのが「ホテルインターゲート京都 四条新町」です。インターゲートホテルはティータイムやお茶漬けタイムなど、ホテル独特のおもてなしサービスがユニーク。京都は夕方に早仕舞いの傾向があり、神社仏閣、博物館や美術館巡り等で旅行に来た人にとって、夜の観光が手持ち無沙汰。そこを逆手にとって、ホテルステイを楽しむことをメインにホテルを選ぶ選択肢もあります。インターゲート京都は大浴場あり、食のサービスありと館内でゆっくり過ごすにうってつけ。周辺に古民家を改築したラーメン屋や雑貨店、居酒屋も密集しているので、最近は私の定宿になっています。
博多：利便性抜群「ホテルJALシティ福岡天神」
繁華街・天神にあるJALシティ福岡天神は、地下鉄駅から出て数十秒とアクセス抜群。系列ホテルとあって、JALマイルは通常の２倍と溜まりやすく、陸マイラーにもおすすめしたいホテルです。１階のイタリアンレストランが朝の朝食会場になっており、水炊きなど博多っぽいメニューもラインナップしています。ホテルのロビーに簡易的なコンビニもあり、必要なものが外に出ずとも買えるのもユニークです。
「ホテルインターゲート大阪梅田」
インターゲート大阪梅田も、京都と同じく食事が楽しみなおすすめホテル。来訪者からは複雑に入り組んだ梅田駅の端の出口から徒歩で10分圏内と、至便とは言いにくいもののアーバンな内装と食事に惹かれ、大阪の定宿ホテルのひとつです。特に朝の野菜の味噌ミネストローネスープは家でも真似てつくるほど。最上階のお風呂からは大阪のビル群を見物でき、朝の開放感は格別です。
奈良：和モダンな内装とヘルシーな朝食「MIROKU奈良」
興福寺やならまちエリアの観光に利便性抜群なのが「MIROKU奈良」です。和モダンのシングルルームは決して広くはありませんが、バストイレ別で快適。
天気のよい日にはシカが訪れるという庭を見ながらの発酵をメインにした和朝食もおすすめ。観光であれこれ食べるからホテルの朝食は少量が好みですが、野菜メインかつちょうどよい量で気がきいているなあと。夜は自家製の旬の果実を使ったお酒も楽しめるので、こちらも夜が早い奈良のホテルステイには最適かと。
以上、すべて自腹で滞在した観光・ビジネスホテルのおすすめまとめでした。ホテル選びは食がメインになるか、利便性か、内装か、温泉の有無かなど評価軸は人それぞれだと思います。今回紹介したホテルは、食も内装も、利便性もポイントが高いところをメインにセレクトしているのでご参考ください。最近はインターゲートホテルズ、三井ガーデンがご贔屓ですが、2024年もたくさん旅して素敵なホテルと出会えるといいな。
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