「ホテル宮島別荘」(ロフトシングル 17平米・山側) 宿泊記

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世界遺産であり、日本三景のひとつである宮島の玄関口、フェリー乗船口から徒歩1分の場所にある「ホテル宮島別荘」。17平米のロフトシングルに1泊2日で滞在してきました。公式サイトやホテル予約サイトで宿泊先を検討する際には、個人が書いた宿泊記やブログなどで、実際に泊まったお部屋の様子やホテルのサービス、周辺情報、滞在のリアルな感想を知りたい人も多いはず。そんなニーズに向けて、宮島観光に際してホテル選びの参考になればと「ホテル宮島別荘」の滞在記をまとめます。

目次

「ホテル宮島別荘」がある立地

宮島へのアクセスはJR宮島口からフェリー乗り場まで歩き、高速船でおよそ10分。その船着き場を出てすぐ斜め前にあるのが「ホテル宮島別荘」です。写真では左側がフェリー乗り場、右側の建物がホテルになります。ロータリーを挟んだすぐ先なので、宮島に着いて旅の荷物をホテルに預けてから観光に出られる動線はとても便利でした。

近くにコンビニはありませんが、外に自販機があるほか館内にも備え付けの自販機で飲み物やアルコール類は購入できます。

「ホテル宮島別荘」の館内設備

チェックインは館内入ってすぐ左手にあるカウンターデスクで行います。手続き後、カウンターの真向かいにある館内着や館内を移動する際に使う小型のバッグの陳列スペースから必要なものを選んでお部屋へと向かいます。

1階にはほかにも、焼き立てのパンやお土産物を売るショップスペースやラウンジスペースも。

ここでは本を読んだり、テラスでくつろいだりと宿泊者がゆっくりと過ごせる多目的なスペースになっています。奥にはフリードリンクのバーもあって、ここで飲み物を飲んだり部屋へと持っていくことも可能でした。

滞在したお部屋がある5階のこと

予約したお部屋は5階にありました。エレベーターは2基あり、案内板をみると大浴場と同じフロアのようです。

コロナ禍になって多く見受けられる、大浴場の混雑状況のアナウンス。ホテル宮島別荘では、エレベーター前に表示があって混雑状況がわかりました。コロナ禍に限らず、空いているお風呂は気持ちいいので空いている時間帯に入りたいですよね。こうした表示があるのはとても助かります。

「宮島らしいな」と思ったのがエレベーター内の掲示板にあった、この張り紙。満潮と干潮、天気、日の出・日の入り時刻をまとめています。厳島神社の大鳥居まで干潮時は散歩できますし、日の出の美しさは格別です。こうした情報が目につくところにあるのはとても気が利いているなあと。

5階のエレベーターを降りると、自販機コーナーが。ほかにも製氷機やランドリーもありました。右手に写っているのは、なんとアイスケース!

なかには小さなアイスキャンディーがぎっしり。コーラやメロンなどのフレーバーで、自由に食べることができる仕組みでした。お風呂上がりにひとつ持って行って、お部屋でソファに手足を伸ばしながら座って頂きました。

滞在したロフトシングル (17平米・山側)のお部屋

鍵を開けてお部屋に入ったところです。左手にお風呂場があり、ここで靴を脱いで室内へと進みます。

館内履きは、い草製のスリッパでした。

階段下と左側のリクライニングチェアの間はやや狭いのですが、身を捩って入るほどではありません。

狭いスペースを有効活用した配置で、なかなか快適。

お部屋の突き当りは大きな窓と、その下にはカウンター式の洗面スペース、そしてデスクがありました。くつろぐのが目的の旅館なので、デスクの広さはさほど大きくないものの、PCを広げて作業するには充分。メイクスペースとしても窓際で自然光で整えることができ、使いやすかったです。

洗面時やヘアセットなどで必要な鏡は、壁に開閉タイプで用意がありました。

温泉旅館には欠かせないタオル干しもスタイリッシュなものが用意されていました。

階段の下には金庫、冷蔵庫、ティーセット、脱衣かご、バゲージラックがありました。

うっかりすると見落としそうなのですが、ティーセットの脇にはお茶請けのもみじ饅頭。おいしくいただきました!

続いて階段をのぼって、ロフトへ。窓の方向に障子窓があり、光をよく通して明るいです。階段の幅はやや細く、抜け感あるタイプなので慎重に上り下りしました。

シングルベッドはスノコの上に和式布団がセットされた状態。

足元にもテレビがあり、寝ながら視聴できるのはいいですね。旅先はなかなか眠気がこないので、だらだらとテレビを観つつお酒を飲んで過ごして寝る派です。

ベッドサイドにはゴミ箱、ティッシュ、リモコン立て、ランプが。ベッド周りにはコンセントがありませんが、手の届く範囲にUSBの差込口とともにあります。ランプは使用しないので、電源を抜いて充電器を差しました。

ロフトから俯瞰的に見たお部屋の様子。結構高さはあります。山側というので鬱蒼と木が繁っているイメージでしたが、たっぷりと光が入る明るいお部屋でした。

玄関入ってすぐのところにある折れ戸のバスルーム。一人がゆうゆう入れる広さですが、設備はシャワーのみ。ボディソープとシャンプー、リンスがセットされていました。大浴場を利用したため、私は使用しませんでした。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、トイレも玄関入って左手にありました。

階段下にはハンガースペースも。バゲージラックの真上なので、衣類の整理もしやすかったです。

「ホテル宮島別荘」のアメニティ

ホテル宮島別荘のアメニティ、供えつけのあれこれは次のとおり。

  • ヘアブラシ
  • 歯ブラシ
  • シェーバー
  • ハンガー
  • 加湿器
  • CDプレイヤー(フロントで借りることも可能)
  • ヘアドライヤー
  • タオル
  • ティーセット
  • ハンドソープ
  • シャンプー、リンス
  • ボディソープ
  • スリッパ
  • ミネラルウォーター

館内着は前述のとおり、部屋に用意ではなく1階のフロントで好きなサイズを選んで借りる方式。館内移動用のバッグも借りることができます。背が女性にしては高めなので、サイズがXL展開まであるのもいいなあと。

「ホテル宮島別荘」の温泉

お部屋は5階の突き当りでしたが、だだっ広いホテルではないので奥に見えるエレベーターへの移動もスムーズ。写真奥に映るのはアイスケースで、その右手が大浴場です。

大浴場へはチェックインしてすぐに向かいました。16時前でまだ他の人は観光の真っ最中なのか、誰もおらず。一人でのびのびと利用ができました。

部屋から備え付けのタオルを持参しましたが、手前にはタオルがずらり。ここで必要なタオルをとって中へと進みます。

※誰もいないことを条件に撮影させていただきました

最上階にあるため、眺望は抜群! 瀬戸内海の風情ある景色を眺めながらゆっくりとお湯に浸かれるのは、なんと贅沢なことでしょう。岡山県から採掘される光明石という天然鉱石を使った人工温泉で、柔らかなお湯が旅の疲労を溶かしてくれるようです。お風呂場に敷き詰められた耐水性の畳が歩きやすく、滑る心配がないのがいいなあと。

眺望がとにかく素晴らしくて、お風呂は何度も入りましたが夕焼けや朝焼けは特に素晴らしいので、ぜひ!

「ホテル宮島別荘」の夕食

食事の時間は混雑を避けるため、チェックイン時に希望時間を伝えます。予約時間になったら会場のある地下1階へ。受付を済ませると、あとはビュッフェスタイル。好きな料理を好きなだけいただきます。

食事会場となるホテル宮島別荘のレストランは「ブッフェレストラン シマ・クラシック」という名前で、広島の旬の食材をイタリアン、フレンチの融合スタイルで提供しています。

広島に来たら食べずにはいられない牡蠣の蒸し焼きも好きなだけ食べられます
牡蠣の西京グラタンや栗とむかごの真丈など、独創的なものがずらり

自由なビュッフェスタイル、といってもこじんまりとしたスペースで「ビジネスホテルによくあるサイズ感だなあ」なんて思っていたら。驚くことにこれはほんの一部でした。テーブルがあるスペースから見えているのは温かいお料理のみ。

なんと隣のブロックには飲み物とデザート、冷菜、主食がズラ~っと並んでいるではありませんか。

広島の地酒「賀茂泉」の純米酒やワイン、焼酎、梅酒、ビール、サワーが飲み放題……!
海の幸も少しずついろいろ味わえて楽しい
生ハムと洋梨、半熟卵にかぼちゃとホイップをのせ、宮島ハチミツをかけた前菜も。独創的なメニューが豊富です

種類が豊富すぎて写真では載せきれないのですが、主食はピカピカの地元のお米(お水がおいしいからお米があまくて美味しい!)のほかパンが数種類ありました。シーフードカレーやお漬物も用意があり、お腹は目一杯すかして行かないと全部を味わい尽くせない量! 温泉を出たり入ったり、散歩したりして夕食に臨みましたが8割位を食べたところでお腹がいっぱいに。

スープやお味噌汁といった汁物、デザートも種類が多く。料理を楽しみに泊まるホテルとして予約するのもおすすめです。

「ホテル宮島別荘」の朝食

朝食もチェックイン時に希望した時間に、夕食と同じ地下1階へ向かいます。朝6時前に起きて朝風呂に入るため廊下に出ると、パンの焼ける匂いが漂っていて、とてもわくわくする気分に。朝食会場にはパンの種類も多く、とてもおいしそう。

ただ、このホテル宮島別荘の朝食のとっておきは、このフレンチトースト! オーダーすると焼き立てを席まで届けてくれるシステムです。半分にカットした厚切りのパンをたっぷりの卵液を染み込ませて焼き上げた絶品です。少量のシナモンパウダーと脇に生クリーム、そして宮島はちみつが上からたっぷりとかけられています。さっぱりとした甘さが特徴的で、甘いものが苦手な私でもぺろっと食べてしまいました。

と、フレンチトーストも食べてしまい朝はいつもどおり和食をいただくことに。ポテトやウインナー、スクランブルエッグもありましたが和食のおかずを中心にお皿によそいます。

白いごはんのお供もいろいろとありました。お漬物は広島菜が有名ですが、オリジナルの青柴海苔という海苔の佃煮が清涼感とコクの合わせ技でおいしかったです。これは売店で購入もできました。

夜も朝もごはんは量も種類もたくさんで、食べるのがとても楽しかったです。

「ホテル宮島別荘」に滞在した所感

一泊二日の滞在でしたが、以下感想をまとめてみました。

メリットデメリット
閉店時間が早い宮島でバーやラウンジを併設しているから館内での滞在が楽しい
お風呂の眺望が素晴らしい
食事がおいしい
桟橋から近く、アクセス良好。観光にも行きやすい
ファミリー層も多く静かな旅には不向き
すのこベッドが薄くて体が痛い

総じてメリットのほうが多く、次は夫と二人で滞在してもいいなと思ったほどです。前述しましたが、船で宮島に到着して荷物を預けて観光するには動線が素晴らしく良い立地です。お風呂の眺望も抜群ですし、食事も地のおいしいものが食べられるのは滞在を豊かにしてくれました。

特に16時過ぎにはぽつぽつと店が閉店してしまう宮島において、館内にバーや本が読めるラウンジがあるので長い夜の過ごし方にも不便さを感じさせません。

デメリットとして挙げた2点のうち1つ目は、ベッドというよりすのこ+和式布団だったため、マットレスがヘタっているのか薄いのか寝ていると体が痛くなってしまって1時間おきに目が覚めてしまいました。このホテルは和室のお部屋もあり、ほかのお部屋であれば状況は違うのかもしれません。

もう1点は平日の滞在にも関わらず、思いのほか小さな子連れのファミリーが多くいたことです。館内ロビーやラウンジ、食事会場で大きな声で叫んだり走り回るシーンが多々あり、静かな温泉宿のイメージで滞在したのでちょっと期待とは違いました。ビュッフェの最中に走り回る兄弟が足にドンとぶつかるのは怖くて……結局は親のモラルなのだとは思いますが。

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