東京駅から出雲市駅に向かう夜行列車「サンライズ出雲」。連結している「サンライズ瀬戸」と切り離しを行うため、朝6時半に岡山駅で約7分間停車します。このとき、予約しておけばホームで受け取れるのが岡山駅の駅弁です。おいしい朝ごはんを楽しむために、予約や受取の方法について紹介します。
※この記事は2017年当時のものです。お弁当の予約と受け取りの最新情報は事前に公式サイト等でご確認ください
「サンライズ出雲」に車内販売はない
ドリンク類は自販機が備え付けられているのですが「サンライズ出雲」には車内販売はなく、食べ物は事前に持ち込みが必須です。夜ごはんは済ませてから乗るとして、出雲市駅につくのは10時過ぎ。寝ているだけでもお腹は不思議と減ってしまいます。
東京駅のホームにあるNEWDAYSでサンドイッチやおにぎり、パンを買って乗る人も多いのですが、せっかくの電車旅行。ここはひと手間かけて朝のお弁当を予約してみましょう。
お弁当の予約は前々日には済ませておこう
お弁当は停車する岡山駅で駅弁を扱う「みよしの」へメールもしくは電話して、食べたいお弁当を注文することができます。
岡山の定番駅弁である祭り寿司はもちろん、季節の食材をいかしたお弁当や下津井のたこや千屋牛といった地元の名物食材を使ったお弁当など盛りだくさん。どれを買おうかじっくり吟味できるのも、事前予約のメリットですよね。お弁当は1個からでも受け付けてくれるので一人旅にも利用できますよ。
お弁当の代金はお釣りが出ないように前もって準備を。別封筒であらかじめ準備しておくと当日乗ってから慌てず安心です。
岡山駅に着いたら、お弁当を取りに行こう
以前は予約していた号車までお弁当を届けてくれていましたが、2017年からはみよしのの職員が立っている所まで受け取りに行くシステムに変わりました。
駅のホームに目立つ幟が出ているので、初めての受け取りでも大丈夫。予約していた人が続々とこの幟を目指してやってきます。
注文者ごとに紙袋に入れて用意してくれているので、受け取ったらお金を渡して「サンライズ出雲」へ戻ります。あとは部屋で食べてもよし、ラウンジで車窓を眺めながら食べてもよし。
「サンライズ出雲」のラウンジとお弁当
「サンライズ出雲」のラウンジ、利用者が多いにもかかわらず8席しかないので出発時や朝はワリと争奪戦。朝は夜明けの風景の写真撮影にも人気なので、6時前からスタンバイするのが席の確保のためには確実です。
わたしのお気に入りの駅弁「岡山お祭り弁当」、1,150円なり。
蓋をあけると2段にセパレート! 岡山名物の祭り寿司の段と、鰆の焼き物や牛の時雨煮などが詰まったおかずの段という豪華さ! 朝から豪華なお弁当に舌鼓をうちながら、流れる景色をみる贅沢……。これは「サンライズ出雲」に乗ったらぜひ味わってほしい体験です。
この記事が誰かのお役に立ちますように。
車内で過ごす時間、ガイドブックをめくりながら到着後の観光を検討するのも楽しいひとときでした。
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