西武鉄道の観光電車「52席の至福」でブランチを楽しみました

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運行が始まるというニュースを聴いてから、ずっと乗りたかった西武鉄道の観光電車「52席の至福」。どうせなら景色も楽しみたいと思うと、ランチ運行を狙っていたのですが全然予約が取れず……。定期的に予約ページを覗いていましたが、キャンセル分をうまくキャッチできたみたいで。念願叶って乗ってきたので乗車レポを書きました~!

目次

池袋駅から出発! 四季をイメージした車体がかわいい

旅するレストラン「52席の至福」は、レッドアロー号の乗り場から出発します。明るい水色の車体に、四季それぞれの風景を描いた可愛らしい電車でした。号車の表示もそれぞれ春夏秋冬としているのもユニーク。

乗車すると、まず乗務員が名前を確認。割り振られた席へと案内されます。メタリックな車体とは異なり、内部はウッディな雰囲気。

天井の形状は車両ごとに異なっていて。食事が出る前に車内をウロウロして見学するのも楽しかった。私が乗った春号と冬号が客席スペースで、夏号はクローク、秋号がキッチンといった構成です。

車両の境目には秩父銘仙の暖簾が掛けられていました。

キッチン車両はこんな感じ。調理の様子もガラス越しに見学ができるようになっていました。走行中、揺れがないわけではないので、足元踏ん張りながら盛り付けなど作業は大変そうでした。

写真撮影可だったので、盛り付けの作業も撮らせていただきました。

電車が動き出すと、すぐにお料理のサービス

個々に置かれたこのシート。今日のコースメニューと飲めるドリンク類が表記されていました。

メニューは都度変わっていくので、あまり参考にならないかもしれませんが・・・

さっそくビールの写真ですいません(笑)。
玄米茶やコーヒー、オレンジジュースなどのソフトドリンクは無料で提供されるそう。

お酒類は全部有料です。ビールは写真のマスターズドリームと地元・埼玉が誇る地ビール、COEDOビールがありました。地元の食材にこだわって提供する「52席の至福」では、ほかにも狭山茶や秩父錦(日本酒)、秩父ルージュ(赤ワイン)などが揃っていました。注目はイチローズモルト!

秩父で醸造されるウイスキーですが、世界でも評価が高く私がいま一番大好きなウイスキー。乗車中、何度も追加注文して楽しみました。秩父をはじめ、埼玉県内でもほとんど手に入らず入手するのも一苦労なのですが。それがこの電車では「イチローズモルト52席の至福プライベートボトル」「グレーンホワイトラベル」の2種が飲めました。さすが西武さんですなあ。

セッティングされたカトラリー類もすべてこの列車専用の誂え。こういうこだわりを発見するのも特別列車の楽しみのひとつですよね~。

アミューズは「ヴィテッロ トンナート~深谷牛のローストビーフ ツナソース」。さっきキッチンカーで調理されていたものですね。深谷牛は大好物なので、取り寄せして食べるほど。でもこれはウーン・・・でした。ツナが強すぎて深谷牛の脂の甘みがまったく舌にこない。

途中まで食べてから、慌てて写真を撮ったので(汗
メニュー外ですが、パンが1個サーブされました。おかわりはできませんが、埼玉の小麦を使用したパンだそう。麦の香りと甘みが素晴らしかったので、オリーブオイルで食べたらさぞや美味しかろうと。

ほどなくして前菜がきました。皮つきのまるごと玉ねぎは「トリュフの薫りをまとった玉ねぎのオーブン焼き」。カットされた上部の蓋をあけると……

なかにひき肉とホワイトソース、トリュフが詰められていました。玉ねぎも火が通っているので、カットしていただきます。甘くてかなり美味しい。

パスタは「サツマイモラヴィオリ セージバターソース」。さつまいもは埼玉の特産品なので、地元の食材なのかな?と思ったら産地不明でした。フルーティな味わいで、デザートのようなヒトサラ。

メインは「骨付き豚肉のトロトロ煮込み レンズ豆添え」。写真だと伝わりにくいのですが、小さなこぶし大の塊肉で、インパクトがありました。ナイフとフォークでカットしながら食べるのも、なかなか難儀しました。

デザートはブッフェ方式でキッチンカーへ移動

ひととおり食事が終わると、デザートは席を移動してブッフェスタイルに。好きなものを自分でとれる形式だと思うのですが、実際はこのように並んで1種類ずつ自動的にお皿に盛られました。

ブランチコースとはいえ、なかなかお腹がいっぱいになりました。

「52席の至福」は道中もおもてなし心がいっぱい

食事の最中にも、車内アナウンスで盛り上げてくれる「52席の至福」。秩父までの道中、停車こそしないものの西武鉄道の事務所や途中駅の駅員さんたちが総出で過ぎゆく列車をお見送り。

車窓に向かってカメラを構えましたが、なにしろ走行中なのでホントに一瞬しか見れないです。でも運行日は時間を確認してスタンバイしてくれているんだと思うと、何だかありがたいなあ。

ほかにもヤギさんが線路の草を食べて除草に一役買っている、という駅もあったのですが生憎ヤギが見当たらず。

途中下車して30分だけ道の駅に立ち寄り

運行中、芦ヶ久保駅に30分ほど停車しました。その間、車内でくつろぐ人もいれば駅に隣接している道の駅に行って地元の農作物や名産を買う人も。うちは夫が徒歩10分先にある氷柱を見たいといって、走って行ってしまいました。

私はと言うと、ブランチが少々物足りなくて。名物のずりあげうどんというものを食べてみました。

素うどんを濃いめの醤油ベースのおつゆにつけて食べます。薬味はセルフでネギやしょうがなどを入れていただきました。おばあちゃんが昔つくっていたおつゆのようで、懐かしさも合間って本当に美味しかったなあ~。

30分は意外と短いので、慌てて食べて電車に戻りました。この話にはオチがあって。氷柱を見るために頑張って坂道を走った夫、なんと電車の車窓から氷柱が見えたという(笑)。

芦ヶ久保駅を発車すると、あっという間に西武秩父駅に到着しました。もっとずっと乗っていたいような、後ろ髪を引かれる思いで下車。今回の乗車で特に驚いたのは、乗務員のサービスのレベルの高さ。すべてのテーブルが埋まる満席の運行でしたが、乗客の名前を把握しているんです。なにかあると名前で声をかけてくださるのも、嬉しいもの。プリンスホテルを有する西武ならではだなあと感心しきりでした。

この記事が誰かのお役にたちますように。

 icon-star-o この旅のポイントまとめ
・ 予約が取りにくいので、頻繁にサイトをチェックしてキャンセル分を狙いたい
・ 車窓の景色を楽しみたくてブランチにしたけど、秩父エリアにならないと景色は住宅地
・ 埼玉県内で作られたお酒や素材を使った食事が豊富

 


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