憧れの豪華列車でブランチ♪ ベルモンド ブリティッシュ・プルマン乗車記

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イギリス旅行でやってみたかったことのひとつが、豪華列車「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン(Belmond British Pullman)」の乗車です。事前予約した方法と、ロンドンのビクトリア駅から出発し、ブランチを車内でいただく列車の旅をご紹介します。

目次

「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」を予約する方法

この列車に乗るために、ロンドン出発の2ヵ月以上前にネットから予約をしました。「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」に乗車するにはいくつかの手配方法があり、その一例が以下の通りです。

  1. 公式サイトから予約をする
    運行会社から希望日とプランを選択して予約をする
  2. ツアー会社から予約をする
    HISなど日本のツアー会社で催行するプランを予約をする
  3. オプショナルツアー会社から予約をする
    ベルトラなどオプショナルツアーの現地ツアー専門会社のサイトから予約をする

海外旅行が初めてだったり、自分で手配することに不安を感じる人は2がおすすめです。日本の会社が窓口となるため、予約や問い合わせなどやりとりはすべて日本語です。ツアーならば当日も日本語ができるスタッフが随行し、旅のフォローも期待できます。

3のベルトラも日本語で予約ができ、サイト上で指定された時間に当日行って切符を受け取って乗車します。添乗員が随行することはありませんが、外国語で手配することに不安がある人にはおすすめです。

ちなみに私が予約したのは1の公式サイトからです。英語はまったくできませんが、基本はメールでのやりとりになります。gmailならば翻訳ボタンがあるため、文面を日本語に変換して読むことができ、返信もクエスチョンに従って単語で答えるだけで伝わりました。google翻訳を使って、日本語の文章を英文に変換もできるので、伝えたいことがあれば添え書きするだけ。難しいことは一切なく、運行会社とのメールでのコミュニケーション含めて、旅の高揚感でいっぱいになるので、公式サイトからの予約にぜひチャレンジしてみてください。

運行会社とのやりとりについて

公式サイトから予約をした後、請求書と旅程確認書がメールで届きます。旅程確認書にはチェックイン手続きの説明やドレスコード、出発時間と到着時間が記載されています。メールの文面は次のようなものでした。

内容を翻訳すると次のようなメッセージでした。

大浦さん、こんにちは。

ベルモンドからのご挨拶、オンライン予約ありがとうございます!ベルモンド ブリティッシュ プルマンでのご旅行の請求書を添付しております。(中略)
ファイルを完成させ、発券の準備を整えるために、次の情報をお知らせください。

(中略)

私はベルモンドであなたの連絡先を務めますので、ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。また、私たちとの旅行をより快適にするために何かできることがありましたら、いつでもご連絡ください。

皆様のご乗船を心よりお待ちしております!

返信を求められているのは、以下3つの内容でした。

  1. ロンドンのどこに滞在しますか。旅行中に連絡する必要がある場合は?
    ⇒滞在ホテル名前を返信します。連絡先は自分の携帯電話の番号を書きます。
  2. 注意すべき歩行困難はありますか
    ⇒お手伝いを希望されるようなことがあれば伝えます。
  3. 何か特別なお祝いをしていますか
    ⇒記念日の乗車など特記事項があれば伝えます。
  4. 食事のリクエストや制限はありますか?
    ⇒食べられない食材やアレルギーがあれば伝えます。

これに英語で返信すればOKです。私は最後に「この列車に子供の頃から乗るのが夢でした、楽しみにしています!」と英語で書き添えました。

「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」のドレスコード

事前に届く旅程確認書のなかに、乗車時のドレスコードについて記載がありました。

Belmond British Pullman is the Perfect Place to celebrate,dress up,and enjoy world-class cuisine and service.To maintain an elegant and enjoyable atmpsphere for our guests,we have certain dress code expectations.Please avoid casual clothing,including ripped denim,trainers,baseball caps,collarless T-shirts and shorts. We reserve the right to ask guests not suitably attired to change,otherwise we may refuse boarding. While jackets and ties not essential,smart attire and even formal dress is welcomed. You can never br overdressed aboard our beautiful train.

ざっくり翻訳すると、次のようなことが書いてありました。

ベルモンド ブリティッシュ・プルマンでは、お祝いやドレスアップ、ワールドクラスの料理やサービスをお楽しみいただくために、ドレスコードを設けています。服装が適切でない場合は、着替えをお願いすることがあります。着替えができない場合はご乗車をお断りすることがあります。ジャケットやネクタイは必須ではありませんが、スマートな服装やフォーマルな服装も歓迎します。

記載されていたNGな服装例は次のとおり。

  • 破れたデニム(ダメージデニム)
  • 野球帽(つばのあるキャップ)
  • スニーカー
  • トレーナー
  • Tシャツ
  • ショートパンツ

破れていなくてもデニムやカジュアルなカットソー、パーカーなどといったラフな服装は避けるのがベターです。

乗っている御婦人方の服装もちらっと観察しましたが、参観日に着るようなスカートのセットアップやシックなワンピース、ブラウスにスカートといった方が多かったです。私はというと、黒のシンプルなワンピースに真珠の三連ネックレス、パンプスで乗車しました。

切符は出発当日、ビクトリア駅で受け取る

9時40分。逸る気持ちを押さえつつ、ビクトリア駅へ。ビクトリア駅の奥に「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」専用の乗車用エントランスがあり、乗車日になると構内にこのような案内板がでています。

▲このホテルは駅直結で、ヴィクトリア駅を起点にした観光や列車の旅をするなら宿泊おすすめです

「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」の専用窓口は、乗車時間が近くなると人だかりができているので遠目でもわかりやすいと思います。なかに入って乗車の手続きをし、切符を受け取ります。

入り口には赤いドレスを身にまとった3人の女性シンガー「SapphireSisters」がキュートな歌声を披露。周りには撮影する人や歌を聞く人が取り巻くようにして立っていて、1曲歌い終わるごとに拍手喝采です。みなさん早くもボルテージが上がりっぱなしといった様子。彼女たちはこの後、一緒に乗車して車内でも美声を披露し盛り上げてくださいました。

なかにあるカウンターへ行き、メールで来ていた予約確認書を渡してチェックインの手続きをします。名前の確認のためパスポートを見せると、写真のような小さな横長の箱が渡されました。これ、切符と電車のリーフレットなんです。記念に持ち帰り、今でも手元に残してあります。

こうした旅の思い出のモノっていい保管方法ないですかね……

ぞろぞろと人が列車に向かい出し、ようやくなかの様子が撮影できました……

内装もかわいくて写真はぜひたっぷり撮りたいところ。出発時間に余裕をもって出てきましたが、30分以上前でも人でごった返しているので、1時間前など早めに出るのがよかったかも。出発直前ならばほとんどの人が車両の撮影のため外に移動するので、こうした人のいないところも撮影できました。

レトロな味わいが素敵な昔のポスターも壁に飾られています。

待合室ではコーヒーや紅茶の無料サービスがありました。

クラシックなドレス姿の女性が描かれた紙コップ。記念に持ち帰らせてもらえばよかったなあと後悔しています。

「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」座席の様子

車両についているエンブレムのかっこいいこと……(ため息)。

アールデコ調の木目の壁に瀟洒なハイバッグの椅子、優美なランプとさながら映画のセットのような車内。

チェックインの終わりに「座席にサプライズがあるわよ」と言われていたのですが、私の座席に小さな紙袋が置いてありました。中身はオリジナルグッズのマグカップがニ客。この心尽くしにはびっくり! ヒアリングのメールにテンションが上がって「子供の頃からの夢が叶います」と書いたことで、こんなプレゼントをくださったのかと思って感動したのですが。

後日改めて旅の整理をしていたら、メールで来ていた予約内容の控えにはAddonとしてマグカップの記載が。選択した覚えがないので、元々がおみやげ付きのプランになっていたのかなと。じゃああの「サプライスがあるわよ」というのは何だったのでしょう……。

クラシカルで華奢なランプ、車体が揺れたときに大丈夫かなと心配になり。触ってみたら、しっかりテーブルに固定されていました。どの席にも花瓶が置いてあり、季節の生花が活けられていました。間に立てられているのは、アルコールのメニューブックとオリジナルグッズのカタログです。

映画で観た、キンキラキンなあの網棚。近くで見ると細部にまで作り込まれた意匠なんですね。どこもかしこも写真に収めたい気持ちでいっぱいでしたが、車内は広くない上に満席で。日本の観光列車のノリでウロウロするのも品格がないなあと、用意された座席で大人しくしていました。

車内でいただいたブランチ

一皿目。スモークサーモンとタルタルソースがかかったサラダ、のようなものです。タルタルソースのハーブが結構強くて、下の野菜の味がよくわからなかった……。

温かいブリオッシュです。ジャムやバターも用意がありましたが、何も付けずに食べてもおいしくて。おかわりできないかな~と思ってチラチラと乗務員さんを見ましたが、気づいてもらえず。

デザートはレモンのケーキ。ピールの苦味よりも甘さがガツンときます。海外にくると日本のケーキのおいしさが恋しくなりますね……。

フルーツのプレートはぶどうやピンクグレープフルーツ、ブルーベリー、キウイ、いちご、オレンジと盛りだくさん。余計なシロップなどはかかっておらず、さっぱりと食べやすかったです。

ドリンクも料金に含まれていて、ミネラルウォーターや紅茶、コーヒーが頼めます。アルコールも別料金で用意があり、せっかくなのでウイスキーをソーダ割りで頼みました。

ほかにもワインやカクテルなども充実していて。乗車時間が短いブランチの利用じゃなければ、もっといろいろ頼みたかったです。

「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」室内の様子
ステンドグラスの窓や大理石のカウンター

乗車中、気になっていたのがレストルーム。過去にベルモンド ブリティッシュ・プルマンに乗った人から「凝った作りだよ」と聞いていたのですが、ほんとに贅沢な空間。ホテルでもこんなトイレ見たことないです。

必見なのがこの足元のモザイク画です。ドアを開けた瞬間感動して「わあ」と声を上げてしまいました……。

「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」のオリジナルグッズ

さて、記念品好きとしてはオリジナルグッズもチェックせねばなりません。席にはこのような車内販売グッズのカタログもセッティングされていて、乗車中に選んで購入することができます。いつもなら真っ先にマグカップを選ぶところですが、用意いただいたので、キーホルダーとショッピングバッグを買いました。

「ベルモンド ブリティッシュ・プルマン」乗車の感想

今回の乗車プランは10時15分にヴィクトリア駅を発車し、ブランチを車内で食べて、そのまま13時にヴィクトリア駅に戻る内容でした。乗車時間はたった2時間少々ととても短い旅でしたが、生歌のコーラスあり、牧歌的な景色あり、おいしいお酒もありでとびきり楽しいひとときでした。

ランチやディナーはとても高くて手が出ませんが、ブランチだと£210程度で利用ができたので雰囲気を味わいたい人にはおすすめです。

お隣のテーブルには結婚記念日のブランチを楽しむ老夫婦が。途中で奥様がむせて長い時間咳き込んでいるので、お水を貰いにクルーのいる場所まで行って伝えたのですが「後で持っていきます」と言うだけで、なかなかお水が出てきません。失礼かとも思ったのですが、持っていた未開封のミネラルウォーターがカバンにあったので、それを渡すとご主人がとても喜んでくれました。

これをきっかけに私たちはカタコトの英語で雑談をすることに。息子さんがプレゼントしてくれたおかげで乗ることができたんだ、という内容の話をされていたのが印象的でした。英国人にとってもブリティッシュプルマンの乗車は特別なもののようです。

下車する際には、その息子さんが両親を迎えに来ていて。私が水をくれたということを言ったのか、わざわざお礼を言いに追いかけて来てくれました。旅ってこういう何気ない出会いが、より思い出を色鮮やかなものにしてくれるからやめられません。

イギリス映画『パディントン2』でもブリティッシュプルマンの豪華列車のシーンが出てきます。

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