旅行かばんやキャリーバッグのなかで、最も場所をとってしまう衣類。どんなにアイテムを絞っても、かさばってしまい。滞在先で買ったお土産が詰められない……なんていうことも。そんな悩みをさくっと解決してくれるのが衣類を圧縮する専用のバッグです。今回、GAHNEN (ゲーネン)さんから「ハイパワー圧縮バッグ」のご提供をいただいたので使ってみた感想をまとめてみます。
衣類を圧縮すると、かばんはもっと自由に使える
ショルダーバッグやキャリーケース、ボストンバッグ、リュックサックetc.
旅行や出張で使う荷物を詰めるかばんは、泊数や持ち物によって大きさも変わります。準備の際に持って行きたいものを全部詰めてしまうと、どんどん旅行かばんが巨大化……。行きですでにパンパンになっていると、滞在先で増えた荷物を詰めることができません。旅行かばんはできるだけ持っていく荷物をコンパクトにして、空きスペースも作れるくらいのサイズを用意して荷造りするのがおすすめですよ。
といっても、必要なものまで削ってしまうと滞在先で困るハメに。そこで、なにかとスペースを取ってしまう衣類をぎゅっと圧縮できるトラベルグッズを導入。旅行かばんの中にスペースを作ることが私の荷造りの最適解でした。
「ハイパワー圧縮バッグ」の商品概要
当ブログで紹介した圧縮バッグの記事を読んでくださったGAHNEN (ゲーネン)さんから、商品のご提供があり。同じく衣類を圧縮する同社の製品「ハイパワー圧縮バッグ」を使わせていただきました。
「ハイパワー圧縮バッグ」の仕様 | |
サイズ | (圧縮前)35cm×22cm×15cm/(圧縮後)35cm×22cm×7.5cm |
色 | 黒、グレー、ネイビー |
素材 | 防水210Dナイロン |
重さ | 360g |
容量 | 11.5L |
(商品公式情報より)
「ハイパワー圧縮バッグ」の特徴
「本物の圧縮バッグを提供したい」という思いから、開発されたという「ハイパワー圧縮バッグ」。他の商品との大きな違いのひとつに、硬く丈夫なポリマー材がバッグの上下に入れられた構造があります。
多くの圧縮バッグが丈夫なナイロン素材の生地で作られていて、表面も柔らかいナイロンなのに対し「ハイパワー圧縮バッグ」は表面が硬い造りになっています。
例えるなら本の重厚な表装のようで、これが圧縮したときに上下から衣類をしっかりと挟んで圧縮してくれる重要な役割を果たしてくれます。
「ハイパワー圧縮バッグ」の使いかた
では、実際に衣類を詰めていきましょう。
まずは春~夏の衣類で試してみました。入れたのは次のものです。
- コットンのワンピース2着
- パーカー
- 下着(ブラジャー、ショーツ2枚)
- ハンカチタオル
ラベルのついた側のチャックを開けて、中に衣類を詰めていきます。深さがあるのでワンピース2着と下着類が余裕で入りました。裏側にも収納するため、チャックを閉じます。
ひっくり返してチャックを開け、パーカーを収納します。すでに表側から衣類を2着入れているので、出っ張りがある状態。ハンカチや下着類はこちら、と分けて使ってもよさそう。
これが上下両方に衣類を詰めた圧縮前の状態です。ここから真ん中のチャックを閉じて圧縮していきます。
私はファスナーが生地を噛まないように、最初は生地を指で真ん中に押し込むようにしています。その後、左手で押さえながらぐるっとチャックを閉じていくだけで作業完了です。
片手でつかめるほどにぺたんこになりました。
実際、衣類をどれくらい圧縮できる?
次に冬場の厚手の衣類でチャレンジしてみました。
- ウールのワンピース2着
- 下着(ブラジャー、ショーツ2枚)
- ハンカチタオル
冬場によく着るワンピースは、ニットやウール製のものが多く。暖かいけれど荷物としてはかさばるのが難点でした。たった2枚でも重ねてみると、こんなふうに13~4cmくらいになるんです。
これを「ハイパワー圧縮バッグ」に詰めて、さきほどと同じように圧縮してみます。その前に計測してみると、約15cmほどの厚みになりました。
ファスナーをぐるりと一周閉じて、再度測ってみました。
中に衣類や下着類を詰めているのでならしても均一な表面にはなりませんが、一番出っ張っているところで見てみると8.5cmほどの厚みに。15cm→8.5cmなので、6.5cmほど圧縮できました。
公式ではトレーナー1、長袖インナー1、ジーンズ1、靴下1、下着1といった1泊2日の衣類を推奨していて、 厚さが15cm→7.5cmと50%のスリム化ができるとしています。内容物によって多少の差がでるのでしょうが、十分コンパクト化ができました。
身長170cmの夫に「ハイパワー圧縮バッグ」を持ってみてもらいました。大きさはA4サイズの書類ケースを持ち歩くような感じに近いと思います。
「ハイパワー圧縮バッグ」の感想まとめ
驚いたのは、ファスナーが滑るように閉じられるので難なく圧縮できること。程よい量を収納することも大前提ですが、厚手の衣類も閉じやすかったです。これまでいくつか、圧縮バッグを試してみましたが中には真ん中のファスナーが閉じないものも…。ただの洋服入れになっていたバッグもあったので、しっかり閉められる構造が気に入りました。
メーカー側が容量として1泊2日の荷物と明示してくれているので、使う側もパッキング量をイメージしやすく無理のない圧縮ができるように感じました。圧縮できるとわかると、つい詰め込みたくなってしまいますからね。
1泊2日の出張や旅行で愛用中の、anelloのショルダーバッグにもすっぽり納まりました。
カメラやiPad、化粧品など荷物が多い私。季節によっては、持って行く衣類がネックで「ワンサイズ大きいかばんにしないとダメか……」と、無駄に大きなかばんで出かけることも多くありました。衣類の圧縮バッグとの出会いは、こうしたストレスから開放されるきっかけに。シワが気になる人は行きがけは圧縮せずに衣類バッグとして使い、着用後に圧縮してしまうのもアリです。
「ハイパワー圧縮バッグ」は荷造りをストレスフリーにしてくれる、トラベラーの必須アイテムと言っても過言ではありません。使ってみて、便利さを体感してみてください。