1798年に創業したコベントガーデンにある「Rules(ルールズ)」は、ロンドンでも最も古いレストランと言われ、開業時から変わらず同じ場所で営業しています。英国貴族の暮らしを描いた人気ドラマ『ダウントン・アビー』でも、度々「Rules(ルールズ)」が登場。今も昔もロンドンの人々に愛されている人気店でもあります。「Rules(ルールズ)」は歴史だけでなく、味も一品。「ロンドンのごはんは不味い」と思っているなら、そのイメージが覆されますよ。
「Rules(ルールズ)」の歴史
クリスマス時期ということもあり、内装が一層華やかな雰囲気になっている「Rules(ルールズ)」。店内にはこのお店を愛した著名人が残した絵や写真が壁を飾っています。イギリス国王エドワード7世やチャーチル、喜劇王チャップリンなどの著名人が顧客だったとか。
ビクトリア朝時代に作られた重厚な内装は、歴史の重みを感じさせてくれますよ。「Rules(ルールズ)」に行くときには、ちょっとおめかしをしていくのがおすすめです。
そういえば、イギリスの人気ドラマ『ダウントン・アビー』でも度々、会食の場やデートスポットとして登場していました。
壁には鹿などの野生動物の剥製もずらり。実はこのお店で出されるお料理は、パイやロースト料理などイギリスの伝統的なもの。なかでもゲームと呼ばれるお肉料理。ルールズの所有地で駆られた野鳥や野うさぎなどのお肉を味わえます。前菜にサーモン、メインにローストビーフが王道といわれますが、サーモンも天然のものを使用してます。
「Rules(ルールズ)」の予約方法
もし、このお店に行くならば事前に必ず予約を。人気店なのでブラリと行っても入れません。英会話に自信がないなら、予約サイトを使いましょう。
Chromeで開くと日本語に自動翻訳できるので、おおよそ何が書いてあるかわかると思います。念の為入力方法をまとめておきます。
PCで開くと画面の右側に予約できる席を探す入力フォームがあります。必要なのは「人数」「日付」「時間」の3つを選択したらFind a tableをクリックします。
すると下に時間が表示されます。これが予約可能な時間帯です。混み合っている場合には時間が表示されないので日付を変更してみてください。
予約をする時間を選んだら、次に予約する代表者の名前、メールアドレス(海外でも受信できるもの)、電話番号を入力して完了です。日本の携帯番号を入力する場合、電話番号は必ず81から入れてください。090×××という番号ならば8190です。
あとは当日、クロークで予約している名前を言えばOKです。
「Rules(ルールズ)」のシャトーブリアン
ロンドンのメニューは大皿料理が基本。みんなでシェアして食べるので、一人だと量がたっぷりです。ここの定番メニューはローストビーフなのですが、かなりボリュームがあるので一人だときびしい。この日はレギュラーではないけれど、子牛のシャトーブリアンがあったのでそれをメインに。前菜にはサーモンをオーダーしました。
ほとんどのテーブルでワインを飲んでいましたが、私はなにしろビール好きですから。ロンドンメイドのビールです。
そして前菜のサーモン。種や果肉が飛ばないよう、絞るレモンにガーゼを巻く配慮には感動しました。麦パンと一緒にいただきましたが、脂がのっていてとても美味しかったです。
お待ちかねのシャトーブリアン。
たっぷりのグレイビーソースを掛けていただきます。ローストしたポテトとブロッコリーに牛の旨味が染みていて、とにかくおいしい。柔らかくてジューシーなのに、しつこさがまったくなし。こんなおいしいシャトーブリアン、なかなか食べれません。
デザートはアップルクランブルをオーダーしました。ローストしたりんごが下に敷き詰められていて、その上からカリカリのクランブル。さらに……
そこへアツアツのカスタードクリームをたっぷりと。甘さも控えめで、紅茶とよく合いました。
「Rules(ルールズ)」の感想
よく「イギリスってご飯不味いんでしょう?」と聞かれるんですが、実際はそんなことはないです。東京と同じく食の文化の集積地なので、どこのお店も人気店をチョイスすればおいしいものに出会えます。なかでもルールズはとびきりの一皿が味わえました。ただ歴史があるとか、ロケーションがいいとか、そんな理由では長い歴史を保てないのがよくわかります。いつも混んでいるお店なので、前日までに予約しておでかけくださいね。
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