外灘の路地裏「大壷春」で食べる、ワンタンと焼き小籠包の安ウマ朝食 #上海

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「外灘って、外国人向けの高い飲食店ばっかり!」と思いきや。一本路地に入るだけで、上海っ子の日常生活を垣間見ることができる地元民御用達のお店に遭遇できます。この「大壺春(ダーフーチュン)」も、ぶらぶらと路地裏散歩中に偶然見つけたお店のひとつ。一日中、地元客でいっぱいの「大壺春」は朝6:30から営業しているので朝ごはんの利用にぴったりでした。

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外灘ステイで利用したい、早朝から営業している「大壺春」

レトロな洋館が並び立つ外灘は上海観光の定番スポットですよね。この上海浦東発展銀行もそのひとつ。外灘の中心にあるので観光に来たら必ず目にする建造物でもあります。左にあるレンガ造りの建物の間の道が「福州路」と呼ばれる通り。人気の上海家庭料理店「上海姥姥」をはじめ、シノワズリな雑貨店などが軒を連ねます。

この福州路を入り、最初の十字路を左折して数メートルの場所にあるのが生煎包の人気店「大壺春」です。石造りの門構えで、レトロモダンなファサードが特長的です。

ここ数年、上海では「老上海」つまりオールドスタイルの上海が人気のようで。レストランやお土産物など、すべてに老上海が溢れています。「大壷春」もそうしたものを意識したのか、一歩中に入ると古きよき時代の上海を意識した内装。ゆったりとした造りなので、帰国日にスーツケースを持って入っても大丈夫でした。

明るくて清潔感いっぱいの地元民御用達のお店って、あんまり多くはないのでビックリしました。「大壺春」は1932年の創業で、当時の賑わいを表現したレリーフやイラスト画が壁にずらり。

生煎包はできたてをテイクアウトもできるので、朝の時間帯は生煎包を買う人でテイクアウトの窓口は大混雑。ホテルが近ければ買って帰ってゆっくりとお部屋で食べるのもよさそう! 

2016年には「大壷春」、ミシュランガイドにも掲載されたようでポスターが堂々掲示されていました。右のパネルはお肉の月餅、ミートパイの商品案内です。これもまた美味しいのでぜひぜひ食べてみて。

入り口にある調理場はガラス張り。観光客らしく、好奇心丸出しで調理の様子を覗いているとニッコリして蓋を開けてくれる店員さん。蒸している生煎包を見せてくれたり、手早く餡を包んでいるところを見せてくれたり。中国の人って、ものすごくサービス精神旺盛です。

場所柄か、わたしのような言葉が通じない外国人にも慣れた対応です。指先でパネルを指差してオーダーが可能なので助かります。写真入りなので、注文に迷う心配もありません。

先にお会計を済ませて、発行されるレシートを背面にあるカウンターで渡して注文完了。生煎包は次から次に蒸しているので、すぐにトレイにのせて席へと運べますが、ワンタンとなると注文が入ってから茹でる模様。日本のコーヒーショップでもよくある番号札をもってテーブルで待っていればスタッフが出来たてを持ってきてくれます。

「大壷春」の生煎包はカリカリ、もっちり。甘じょっぱい味は日本人好み

「大壷春」で食べられる生煎包は、出来たてアツアツ!  すぐに頬張ると中のスープで火傷するのでご注意を。皮は肉マンのようなふわふわ、もちもちとした厚みのある生地です。甘じょっぱい醤油系の味付けで、油でカリッと揚げ焼きしてありました。ずっと上海っ子のお腹と舌を満足させてきた味だけあって、ほんとに美味しい! 日本に持って帰りたい味でしたよ。

ゴロゴロと大きな生煎包が4つもお皿にのっているので、女性ならばこれだけでお腹いっぱいになるんじゃないかな。

そして、ワンタンもおいしかった!

寒い時の上海旅行ならば、絶対食べて欲しいメニュー。たくさん飲んだ日の翌朝のスープとしてもおすすめです。この「葉肉大馄饨」、日本のワンタンとちがってしっかりと練り込んだコシのある皮で包んでいて、ジューシーな肉汁もぎゅっと閉じ込めてあります。

色も薄いので「あっさりしていて、スープは味がしないのかな?」と思ったけど、思いのほか餡に塩気がしっかりきいていて、シャキシャキの青菜との食間がなかなか。スープも優しい味わいでした。

「大壷春」は上海に数店あるようですが、今回行ったのは四川北路店。どの店舗も食事時は行列なので、少し時間を外して行ってみてください。

この記事が誰かのお役に立てますように。

大壷春
上海市四川中路136号


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