タイ・ブリーラム県 クメール時代の遺跡「パノムルン歴史公園」を見学

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バンコクから国内線で1時間程度の位置にあるタイの北部のブリーラム県。列車では8時間程度ですが、MotoGPの国際的なサーキット場やタイのサッカークラブ、ブリラムユナイテッドの本拠地があることでも知られています。そんなブリラム県にある観光スポット「パノムルン歴史公園」を見学してきました。

目次

ブリーラム市街地から「パノムルン歴史公園」の行き方

「パノムルン歴史公園」はブリーラムの市街地から約70kmの地点にあり、バスか車で向かうかの二択でした。バスの場合、観光局のサイトでは以下のような解説がありました。

ブリーラム〜スリン間を運行する274番バスに乗りバン・タコ(Ban Tako)下車(ブリーラム〜バン・タコ50B)、そこからバイクタクシーをチャーター(目安料金:往復約300バーツ)。

「タイ国政府観光庁」https://www.thailandtravel.or.jp/phanom-rung-historical-park/ より引用

途中のタコで下車してバイクタクシーを捕まえる不安と、ふっかけられる不安からホテルの人に頼んでいくつかタクシー会社に市街地から「パノムルン歴史公園」の往復でいくらか聞いてもらうことに。

タイではUberのような配車サービス「Grab」というサービスがありますが、遠すぎるせいかどこも受付不可でした

結局、3~4社当たってもらって片道850バーツというのが平均値。「パノムルン歴史公園」が見たくてバンコクからブリーラム来たので、ケチっても仕方ない。往復送迎をタクシー会社に依頼して一路遺跡を目指します。

神殿までの参道を歩く

車で1時間ちょっとの移動後、駐車場に車を停めて公園のゲートへ向かい、入口で見学料の100Bを支払って園内にはいります。日本では見たことのない石畳にはやくも興奮気味。奥のほうに小さく神殿の先端が見えていますが、たどりつくまでに距離はそこそこありそう。

実際は160mの参道ですが、蒸し蒸しした気候ではもっと距離があるように感じながら歩きました。

両サイドには石灯籠のようなものが規則性をもって並んでいます。帰って調べたところ、蓮の蕾を模した石灯籠だそうで、70基並んでいるのだとか。

足元の石畳もよくよく見ると、石質が柔らかいのか独特の劣化をしています。

タイのクメール時代の遺跡としてはピマーイ遺跡とともに「最高峰の建造物」とも称される石造の神殿だけあって、山のなかではありますが、ゴミひとつ落ちておらず、どこもきれいに整備されているのが印象的でした。

参道を抜けると、石の階段がみえてきました。橋の欄干のような装飾と、反るような石の細工物が見えます。これは、参道を守護するナーガという蛇の神だそう。

これが登りきった地点から来た道を振り返ったところ。改めて見るとそこそこ距離を歩きました。日頃の運動不足がたたって、急な石段を登ってここまで来るだけで汗でびっしょり。息もかなりきれましたが、丘の上のせいか風が抜けて気持ちよかったです。

木々の切れ目から、田園地帯が一望できました。このパノムルン神殿があるのは、標高383mの死火山で、この日はやや霞んでいましたが、晴天時であればカンボジアとの国境にあるドンラック山脈が見えるそうです。こうしてみると、高い位置にいるのだと実感します。そもそもパルムノンという言葉はクメール語で“大きな丘”を意味するそう。

神殿の入口から無数の装飾に圧倒される

神殿の入口にようようたどり着きました。縦66m、横88mの回廊で構成されていて、茶色のようなピンクのような不思議な色の石でできています。

入口手前には人工池があり、蓮の葉が浮かんでいました。元は沐浴などに使われたのでしょうか。周囲の樹木といい、花のシーズンはとても美しいだろうなと想像できます。

狛犬のように入口を守るナーガ像。よくよく見ると、細かな衣装の細工が見て取れます。

必見なのは「水上で眠るナーラーイ神」と呼ばれているレリーフだそうですが、見つけられずに終わりました。1988年から始まった17年にも及ぶ修復工事に取り掛かる前に盗まれたというもの。後にアメリカのシカゴ博物館で発見されたものの、当初は返還の意思をみせなかったそうですがタイ国内で返還要求の機運が高まり、元の場所に戻されたとか。

神殿の奥へは、この中央主祠堂の入口から進んでいきます。

薄暗い廊下を歩くと、主祠堂前室にシヴァ神の乗り物であるナンディンという牛が安置されていました。ほかは薄暗く、凄まじい悪臭で写真を撮るどころではなく……。

中央主祠堂の中を抜けると中庭に出ます。中庭にも石の建造物があり、外壁に美しい宗教装飾をみることができます。

参道は掃除が行き届いているのに、この神殿内部は鳥のフンがものすごい量!フンのカビ臭さが鼻を突き、これには辟易しました💦

装飾が素晴らしすぎて、しばし中庭をぐるぐると散策して見学。それぞれに意味のある彫刻なのでしょうが、さっぱりわからん。ガイドさんを雇えばよかったなと後悔……。

見学そのものは1時間半ほどで終えました。車は駐車場で待っていてくれたので、帰りもそのままブリーラムのホテルへ。バスやバイクタクシーを乗り継いで行くよりも交通費がかかりましたが、帰りの足も確保されているので安心して現地へ行くことができました。数人のグループなら、迷わずタクシーに乗ることをおすすめします。

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