大好きなんですよね、エヴァンゲリオン。ずっと山陽新幹線の「500 TYPE EVA」、通称・エヴァ新幹線が運行してから乗りたくて仕方なかったものの、なにせ新大阪と博多間の運行(しかも「こだま」)と乗りにくい区間。画策しながらもなかなか実行できずに居ましたが、取材で大阪から岡山へ出張する機会があり。「よし、これで乗れる!」と鼻息荒くしてホームへ向かいました。
エヴァファンで溢れかえる新大阪駅の乗車ホーム
いや、もう平日の運行でもこれだけ人いるのか!っていうほど、人がいっぱいでした。もちろん、特別料金がいるわけではないので「こだま」として乗車する人もいます。でもこのホームへ滑りこむように入ってくる車体をカメラに収めようとする人の多いこと!(自分もだ) ひっきりなしにアナウンスで「危ないです!」と注意されても、ひっつくようにして皆カメラを構えているのですよ。
そして、なんといってもエヴァ好きな人のお目当ては2号車。この車両は自由席なんですが、この車両だけ特別仕様とあって早めに並んで席を確保しようと意気込むわけです。当然、車両間は自由に行き来できるけれどせっかく乗るんだもの、特別仕様車に乗って世界観に浸りたいわけです・・・。(本来の目的は)取材出張につき、キャリーバッグを待機列に置いてまんじりとせず到着を待ちます。後ろには「フランスからこのためだけに来ました」とアスカコスをした気合が入った女性が並んでいました。
この話を夫にしたら「せっかくだから使徒のコスして乗ってたら、そういう人ともっと親睦深められたんじゃない?」と言われ「なんで使徒なんだよ、レイでいいじゃないか!」とマジ喧嘩が勃発。だってさ、使徒はないだろうよ・・・。
ちなみに「こだま」なので、車内販売がありません。乗車の際は飲み物や食べ物を買って準備してください。テンションをさらにアゲるために、ビールなんかいいチョイスだと思います。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! なんて美しい車体なんでしょう。
アテンダントのお姉さんの制服もかわいい。すぐさま撮影会がスタートしていました。始発駅なので、列車到着から発車までは少し時間があるのもありがたい。 ※許可を得て撮影させていただきましたが、念のためお顔はわからなくしました。
いよいよ車内に乗り込みます
これが2号車の座席シート。紫の座席に、ヘッドカバーも特別仕様です。
これは窓のシェード。一部の座席にだけ碇司令のシルエットver.があります。
ネルフマークがアチラコチラに。
特徴的なのが、この通路の装飾。
車両間の扉もこんな感じ。撮影してばっかでちっとも席に座ることなく、電車は新大阪駅を発車しました。
展示ブースになっている1号車を探検してみる
先頭車両の1号車は展示ブースになっており、この衝立の先には実物大コックピットが。
これに乗るためには事前にサイトから抽選申し込みが必須。惜しくもハズれてしまいましたが、当選者が来ない時間帯ならこうして中に入って撮影してOKなんだそう。体験中はレンタルビデオ店のAVコーナーみたいな暖簾で外部から見られないようにシャットアウトされていました。はしゃいでいるところを撮影されたくないもんねえ。
パネル展示では、新幹線の動力・電力の解説コーナーも。
ジオラマ展示もあって、みんなカメラもって撮影に夢中で(*´Д`)ハァハァしてました。
わかる人にはわかる、楽しい仕掛けを見つける
すでに新大阪駅を発車してから神戸を過ぎても、まだ座席に座る余裕なし。なにしろ車内が楽しすぎて、いい年した大人が(*´Д`)ハァハァしながら撮影のためアッチコッチに移動しています。
これは2号車と3号車の間。喫煙ルームなのですが、中にはいると・・・
赤木リツコがいる!!! 奥は鏡になっているので、あたかも自分と一緒に赤木博士が一服しているようにみえます。なので写真を撮るのが、人が写り込んでしまうので結構難しい。。
もう片方の喫煙ルームには加持リョウジが、この日もユルユルとお仕事をサボっている様子。
もう頭が興奮しすぎてクラクラしてきたため、座席に戻るとします。激しい運動したわけでもないのに、なんだかグッタリ。
新幹線を降りたあともやっぱり撮影タイム
降りた後も、みなさん取り決めたかのように撮影タイム。私も名残を惜しみつつ最後尾の車両もカメラに収めました。もっと乗っていたかった~・・・ それにしても、一瞬で新大阪から岡山に着いたような気分です。恐るべし「500 TYPE EVA」。たっぷり世界観ごと新幹線の旅を堪能するなら、終着駅である博多まで行くべきかもしれません。
「エヴァ好きなんだけど、はしゃぎまくりそうで恥ずかしいんだよなあ」なんて気後れしている友達もいましたが、2号車に乗る人はみんな同じテンションです。なので、恥ずかしいことなんか一切ありません(笑)。「ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!」と撮影してると「あっちもう見ました?」と撮影すべきポイントを共有してもらったり。
コンテンツで知らない人同士でも交流できるって素晴らしいじゃないですか。