4つあるディズニーホテルのうち「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」に宿泊したい人が真っ先に希望するお部屋タイプは、「ポルトパラディーゾ・サイド」ではないでしょうか。多くの人がチャレンジする「キャンセル拾い」しやすい時間帯のほか、これまでにポルトパラディーゾサイドのお部屋を取った経験から、2つの方法をまとめてみました。
「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」の3つの棟
ミラコスタに泊まりたい人にとって、憧れのお部屋といっても過言ではないポルトパラディーゾサイド。「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」は次の3つのエリアに分かれています。
- トスカーナサイド
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ホテルの入り口側の棟。パーク内の景色は見えない。
- ヴェネツィアサイド
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パーク内のヴェネツィア・メディテレーニアンハーバーにある「ヴェネツィアン・ゴンドラ」の発着地に面した棟。上階ならタワーオブテラーや海が見える。
- ポルト・パラディーゾ・サイド
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パーク内の港「ポルトパラディーゾ」に面した棟。真正面から港が見えるお部屋やサイドから港を見るお部屋も。
ポルトパラディーゾサイド、予約開始日に取るのは難しい
パーク内に泊まる醍醐味からいうと、人気はヴェネツィアサイドとポルトパラディーゾサイドに集中しており。特にポルトパラディーゾサイドは予約開始と同時にアクセスが殺到。瞬時にすべて満室になるほどです。
これまで何度も予約開始日にPCに張り付き、ポルトパラディーゾの予約にチャレンジしました。でも、一度も取れたことがありません……。アクセスが集中し、サイトが落ちることもあるので以下のようなこともトライしていました。
- 開始30分前にログインまで進めておく
- サイトが繋がりにくくなる前に予約ボタン前まで進んでおく
- 時報と同時にリロード
- PCはWi-Fiではなく有線LANで接続する
- 表示が早いブラウザChromeでアクセスする
2022年の9月下旬より、アクセス過多によるサイト落ちを防ぐ手段として「◯人待ちです」という表示がされ、順番にサイトへアクセスできる仕組みが導入されました。これにより、事前にスタンバイしていても順番待ちへと飛ばされることに。アクセスできた頃には売り切れになるので、いよいよ予約開始日に取るのが難しくなった印象です……。
結論から言うと、PCよりスマホのほうが繋がりやすかったです。Chromeは仕事柄、拡張機能を多く入れているため重くてNG。普段使わないFirefoxのほうが結果的に進みやすかったです。
ポルトパラディーゾはキャンセル拾いを狙え、は本当だった
ただし、予約は3ヵ月前からのため、都合がつかなくなった人や別の日程を押さえた人などが予約をキャンセルすることも珍しくありません。そのリリースのタイミングをうまくキャッチし、部屋を抑えることを「キャンセル拾い」といいます。ポルトパラディーゾを取るには、このキャンセル拾いが有効だと噂には聞いていましたが、本当にポルトパラディーゾが取れてしまいました……(ただし、ハーバービューではなくピアッツァビューです)。
ポルトパラディーゾサイドを取る方法1:キャンセル拾い
キャンセル拾いの方法は、至ってシンプルです。ひたすら公式サイトから予約状況を日々チェックするのみ。キャンセル料が発生するタイミングまで予約は動き続けますから、それまで粘り強く、根気よくやるしかありません。例えば12月に行くとするなら9月の予約開始後から毎日、12月の予約状況をチェックします。
そして、キャンセル拾いにチャレンジしてみて、比較的このキャンセルが出やすいタイミングの傾向というものが掴めてきました。その時間帯は以下のとおりです。
- 朝8時前後
- 昼12~13時 ★特におすすめ
- 夕方18時前後
- 夜23~0時前後 ★おすすめ
1と3はディズニーのホテル予約に限らず、多くの人がWEBサイトに接する時間帯です。いわゆる通勤時間帯に相当し、電車やバスのなかで携帯をいじる人が多いのであらゆるWEBサイトのアクセス数が伸びる時間でもあります。このタイミングでキャンセルが出やすいのは「予約したけどやっぱり都合がつかないからキャンセル」といった作業を移動中に済ませる人がいると推察されます。
4は仕事から帰宅し、食事を済ませて一段落する人が多く、やはりアクセスが増える時間帯です。この時間帯にキャンセルが出るのは、寝るまでのプライベート時間に予定を検討した結果、キャンセル手続きをすることが多いのでしょう。
3はいわゆる昼休みの時間帯のため、同じように携帯を使う人が多いのですが、理由はほかにもあります。それは、ディズニーホテルの予約が3ヵ月前の同日11時からスタートするということ。そのため、希望日に希望のホテルまたはお部屋で取れた場合は仮で取っていた予約をリリースすることがあるのです。
ディズニーリゾートへは大抵の場合、家族や友達などの複数人グループで利用します。そのため、予約開始日に希望日や希望のホテル、お部屋を取れた後に電話やLINE、メールで会議が始まります。
「取れちゃったけどどうする?」
「ハロウィンイベントもいいけど、行けるならクリスマスにしようか」
おそらくこのような会話があり、検討の結果、最終的に先に押さえていた予約はキャンセル。そして、先程の画像のようにぽこっと一箇所だけ予約可能なお部屋として表示されるのです。実際、キャンセル拾いをしていて一番多くポッとキャンセル分が表示されたのは13時頃でした。
13時過ぎにキャンセル分が出やすいのは、11時に予約が開始され、アクセス過多でも12時頃には予約の結果が出て、13時過ぎには仲間内で予定が決定されるためと見ています。
キャンセル拾いでも予約が取りにくいケース
キャンセル拾いをしやすい時間帯がわかっても、予約をとりにくいケースがあります。それは「◯月◯日に行きたい」とピンポイントで予定日が決まっている場合です。特に土日は予約が動きにくく、キャンセル分としてリリースされるのも平日が多いです。また、一年のなかでもクリスマスの時期は人気が高く、キャンセルは出にくくなります。どうしても泊まりたいのなら、キャンセルが出た日で予定を組むというのがおすすめです。
加えて「どうしてもハーバービューがいい!」という部屋の眺望にこだわりがあれば、同じく予約は取りにくくなります。キャンセル分として出るのは、ポルトパラディーゾのなかでもピアッツァビューと呼ばれる広場に面したお部屋が多く、ほかにもテラス付きのお部屋や、スイートなど高額のお部屋も。日程や眺望のこだわりを捨てるのも、キャンセル拾いから予約に繋げる手段といえるでしょう。
ポルトパラディーゾサイドを取る方法2:バケーションパッケージ
バケーションパッケージとは、ディズニーホテルの宿泊に加えて、滞在期間中のパークチケットやオリジナルグッズなどが付いたパッケージ型の宿泊プランです。 ポルトパラディーゾのお部屋も、バケーションパッケージの対象になっているため、ホテルの予約開始日に取れなかった場合は、このバケーションパッケージが予約にチャレンジできる2度目の機会になります。
注意したいのがホテル予約と違い、パッケージになっているショーの予約時間やレストランの希望時間など選択肢をすべて選ぶ必要があること。販売開始と同時に接続が重くなるのは変わらずですが、設問が多いうえに画像の読み込みが多く、アクセスが集中している時間帯には何度もサイトが落ちて選択を最初からやりなおし……ということも。予約手続きがさくさく進まないのが難点ですが、さまざまな特典がプラスされているためお値段は高め。その分、ホテル予約だけよりも取りやすいというメリットもあります。
これまで激闘の末、2度もクリスマス時期のバケーションパッケージ経由でポルトパラディーゾの予約に成功しています。どんなにクルクル接続待ちになっても、ひたすら頑張るのみ! 結果、2022年には初めてハーバービューが取れました。
2022年の予約では私がPCから、夫が携帯端末からチャレンジ。携帯での予約のほうが繋がりやすかったです。それでも発売日当日の申込みで、すべての選択肢を設定し予約完了画面にいくまで40分以上掛かりました……
まとめ
人気の高いミラコスタのなかでも、さらに予約が激戦となるポルトパラディーゾサイド。3ヵ月前のホテル予約で取れなかったとしても、根気強くキャンセル拾いにチャレンジしたり、バケーションパッケージに舵を切るという方法で宿泊できる可能性が拡がります。まとめると、ポイントは以下になります。
- まずは正攻法で3ヵ月前11時から予約にチャレンジ
- ダメならキャンセルが出るのを待ち続ける
- 高いけどバケーションパッケージで予約チャレンジも検討
諦めず、希望が叶うようチャレンジしてみてください!
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