明治40(1907)年に西洋菓子舗として創業した、京都・寺町にある村上開新堂。名高いのは缶入りのクッキーですが、ロシアケーキという独特のクッキーも人気です。寺町付近は社寺も多く、歩く機会は多かったものの食べたことがなくて。缶入りクッキーの予約がてらお店でお買い物をしてみました。
レトロモダンな外観が素敵な村上開新堂
昭和初期に建てられたという建物は、どことなくモダンな風情。白い漆喰の壁に、鮮やかに映える小豆色の雨除けテントがかわいいです。
扉の左右にはショーウインドウが配置され、四季折々のディスプレイが観られるようになっています。大理石や市松模様のタイルなど、凝った造りでレトロ建物好きにはたまりません。
村上開新堂の名物といえば。ロシアケーキを買いました
お目当てだったのは、このロシアケーキ。ケーキという名前がついてはいますが、ご覧のとおりクッキーです。食べてみると驚くのが、ソフトで柔らかな口当たりの生地でしょう。フレッシュバターを使用しているのに、あっさり味がとてもおいしい!
この頃、バターたっぷりのクッキーが主流になっていますが、そうした類のクッキーとはまったくの別物。そうそう子供の頃に自分で焼いたクッキーってこんな味だった!と思わず懐かしくなりました(あのレシピ本が残っていればまた作れるのに)。たっぷりのせられたレーズンやジャム、アンゼリカの彩りもまさしくです。
レトロなパッケージも素敵で手土産にもよさそう
開封した写真から載せてしまいましたが、村上開新堂のパッケージもとてもかわいくて。
表の包装紙をはがすと、ロゴ入りの掛け紙とリボンが現れるのも素敵。これなら手土産として利用しても、とても重宝しそうです。
例のクッキー缶、店頭で予約できました
さて、村上開新堂の缶クッキーですが店頭にぶらりと行っても購入はできません。今も当時の製法を守って手作りで焼き上げているため、生産数も限られているとか。ただ、予約受付をしてもらえるので、京都旅行の思い出が後々家に届くのを楽しみに注文をして帰りましょう。
訪れたのは2月でしたが、なんと発送時期は11月! 9ヵ月も先になるほど人気なのですね。店頭で発送伝票に送り先など記入し、送料と品代をお支払いしたらあとは届くのを待つだけ。秋になるのが楽しみです。
村上開新堂(京都)の店舗情報
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