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一人旅はちっとも寂しくない。私がひとりで旅に出る理由

わたしの旅は、そのほとんどが一人旅。最近ではInstagramやTwitterのDMなどで「女性が一人で海外に行っても大丈夫なんですか?」「一人で旅すると寂しくないですか?」と、質問されることも。一人旅には危険とか寂しいといったマイナスのイメージがあるのかもしれません。そこで、わたしが一人旅をする理由をまとめてみます。

最初の一人旅は大学時代のハワイ旅行

初めて一人旅に出たのは大学生の時のこと。ホテルと航空券がセットになったパッケージツアーを手配して、ハワイへ行ったのが最初でした。まだネットも携帯もない時代、情報源は『るるぶ』『地球の歩き方』などのガイドブックや旅の情報番組のみ。

それでも思いを膨らませて出かけた先で、現地の人との交流や写真でみた美しい風景、日本にはない商品の数々など非日常を体験できることが強烈なインパクトとして残りました。行きたい場所に自由に行ける一人旅の楽しさにハマり、今では中東や欧米、アジア圏へもひとりで出かけて行きます。

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一人旅のネックになるもの

旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」が発表した一人旅に関する調査によると、次のような興味深い声が上がっているようです。

多くの人が「一人旅」をしてみたいと答える一方で、「一人旅」をしてみたい人にその最大の障害を聞いたところ、半数が“旅先での寂しさが怖い”と答えました。世代間での差もあまりなく、Z世代・ミレニアル世代・X世代・ベビーブーム世代のいずれでもトップ項目となっています。日本人においても、41%(女性では48%)が旅先で寂しくなることを心配しています。

出典: 「一人旅」に関するグローバル意識・実態調査を発表! 旅行者の「一人旅」への期待と不安が浮き彫りに(世界をリードする旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」)

48%もの女性が旅先での寂しさを不安視しているとは……。でも、それで躊躇しているならもったいないな、とも思うのです。

一人旅は寂しくない、その理由

今やSNSで誰もが情報を発信できる時代。わたしも旅行中はTwitterやInstagramで現地の写真を投稿しています。たとえば見学に行った博物館で珍しいものを観れたり、食べた名物料理がおいしかったり。そんな感動を誰かとシェアして、共感してもらったり近所にある知らなかった見どころを教えてもらったり

確かに一人で過ごしているのは事実だけど、一人だから孤独を感じる、寂しいと思ったことはほとんどありません。食事が合わなくて日本が恋しくなることはありますが。

世界のどこを旅していても、一日に1回は心配性の夫と電話をして話をします。今はLINEやSkypeで無料通話ができるので、欧米のような時差がある国だと夫が帰宅時間がまさに観光時間。ビデオ通話にして景色を見せながら会話をしたり。物理的に離れていても一緒に景色を楽しむことはさほど難しくはないのです。

北京の火鍋店では一人で食事をしていると、本来はセルフサービス方式でもお店の人がモバイル端末で翻訳しながらお肉をしゃぶしゃぶしてくれたことも。韓国の屋台では一人でごはんを食べていたら、隣に座ったカップルがお酒をシェアしてくれたり、おすすめの料理だといって味見させてくれたり。

一人で旅をする日本人女性は珍しいのか、ヨーロッパでもバルで積極的にお店の人が話しかけてくれました。もしかしたらグループや夫婦で旅行するよりも、現地の人との接点は増えるのかもしれません。

一人旅は旅程を組むのも、手配するのも自分。滞在先で現地の人とのコミュニケーションも全部自分でこなさないとなりません。一見すると大変そうなことでも、何度かチャレンジしていくうちに「思ったより難しくないな」と感じるはず。

じゃあ、一人旅の良さとは

たまに親友と国内旅行に行ったり、家族や仲間とも旅行をすることも。これは性格も影響しますが、複数人での旅行だとわたしはストレスを感じる場面があります。たとえばこんな感じです。

誰かの行きたい場所に付き合わなくていい

友達や仲間、家族とのグループ旅行だと誰かの観たい・行きたい場所に付き合うことも。自分も興味のあるスポットや食べ物なら問題ないのですが、気乗りしないこともありますよね。自分の行きたい所にだけ行けるのが一人旅のメリットです。

気を遣わなくていい

これはケースバイケースかもしれませんが。仲間や家族旅行で人数が4~5人、またはそれ以上だと計画段階から「全部任せる」と丸投げをする人が出てくることも。仕事柄、わたしが任されることも多く、みんなの希望を聞きながらホテルの手配から行程まで担当します。それでいて、いざ現地に行ってから「こんな所つまらない」「〇〇っていうところは行かないの?」と言われてしまうと、心がぐったり。

一人旅なら同行者に気を遣わなくていいので、気苦労なく旅行を楽しめます。

自分のためだけに時間を使える

滞在時間はすべて、自分のために使える時間です。早起きしてもゆっくり起きても自分の自由だから、無理をしなくていいんです。真夏のバンコクや上海は湿度が高く、思っていた以上に体力を消耗してしまい、予定していた観光を半分ほど通り止めたことがあります。その代わり、泊まっていたホテルがとてもステキなデザイナーズホテルだったので、バルコニーのジャグジーでゆっくりして風が凪ぐ頃にはルーフトップテラスでお酒を楽しみました。

当日の気分や体調によって調整できるのも、一人旅のいいところ。「今日は観光やめる」というと心配をかけたり余計な気を遣わせてしまうかも…と不安になって無理をすることもありません。

グループでの旅行も楽しいものですが、一人旅の楽しさも代え難いものがあります。まずは日本人旅行者が多いハワイや台湾、韓国などで初めてからアメリカやヨーロッパなどと距離を伸ばしてみては。寂しさに躊躇わず、ぜひチャレンジしてみてください。