パリ旅行で泊まった「ホテルリッチモンドオペラ（Richmond Opera）」宿泊記

パリ旅行で便利なホテルの立地といえば、断然オペラ座界隈です。オペラガルニエから徒歩５分、観光地のど真ん中の立地にある「ホテルリッチモンドオペラ（Richmond Opera）」のシングルルームに宿泊しました。ホテルに宿泊した感想や設備、サービスについてまとめます。

ホテルリッチモンドオペラがあるロケーション

オペラ座から徒歩5分程度の場所にあるホテルリッチモンドオペラ。ホテルの近くにはマクドナルドやバーガーキングといったファストフード、カフェ、スタバ、レストランが軒を連ねています。食事なしのプランで滞在していましたが、朝夜の食事にも不便ではありませんでした。
ホテルの数軒先にあるカフェや路面店でペットボトルや缶のドリンクをテイクアウトしていけば、滞在中の飲み物も問題ありません。日本食が恋しくなった人にはラーメン店もありますよ。

地下鉄駅にも遠くなく、観光にも買い物にもとても便利な立地でした。

ホテルリッチモンドオペラの外観・内観

地下鉄「オペラ」駅から地上に出てストリートを歩き、3ブロック目にあるオスマン通りの真ん中あたりに位置しています。こんなふうに路地裏にひっそりと建つホテルリッチモンドオペラ。看板が出ているので見落とさず、比較的見つけやすいです。

パリ特有の外観・オスマニアン建築の美しい外観で、ホテル滞在をワクワクさせてくれます。

ホテルの内観です。予約サイトにも使われている明るいロビー、なのですが実際には午前中のみ明るくて日中はどんよりとした雰囲気。受付カウンターもこじんまりとしていて、大きな声を出して呼ばないと出てきてくれなかったのが残念。

古い建物を現役で使っているので不便は承知でしたが、床は絨毯を敷いてあるのでスーツケースが転がしにくく。お部屋までの移動が厄介でした。

廊下も細いので、人とすれ違うのも大変。

ホテルリッチモンドオペラで滞在したお部屋

trip.comを使って予約したお部屋は一番安いダブルルームで、1泊9,700円。6階の屋根裏部屋のような圧迫感あるお部屋でした。

とにかく狭くて、スーツケースを広げるとドアが開かず。ほとんど滞在中はベッドの上で過ごしていました。物をちょい置きできる椅子もありましたが、ドアの開閉時ににひっかかってしまうので結局バスルームに移動させてしまいました。

ひとりの滞在でもこれなので、ふたりで利用だとパズルのように動かないといけないかもしれません。最上階なので天井が低く、作り付けのクローゼットも高さがなく。着てきていたロングのチェスターコートを吊るしても床についてしまうので、椅子の背もたれに終始かけていました。

不思議なことに、これだけお部屋が窮屈なのにバスルームはゆったりとした造りでした。バスルームには小さいながらバスタブがついていて、これも有難かったです。ただしお湯がでるまで５分以上水を出しっぱなしにしないとならず、水圧も弱かったのが残念。トイレも洗面台も古さが際立っていましたが、それでもどこもピカピカに磨かれていて気持ちよく使うことができました。

朝や昼はとても明るくて、シャワーを浴びるのも気持ちよかったです。そしてなによりバスルームから観ることができるこの景色が気に入りました。

なんてことのない景色ですが、パリにいることを実感させてくれます。

ホテルリッチモンドオペラのアメニティ

ホテルのアメニティもまとめておきます。

安いホテルだったので、あまりアメニティに期待はしていませんでしたが滞在に不便はないだけのものが用意されていました。歯ブラシやヘアコームはヨーロッパのホテルでは置いていないことも珍しくないので、パリ旅行には持参するのがベターです。バスローブをいつも寝巻きにしていたので、これがないのは少し困りました。

滞在してみた感想まとめ

古い施設なので、ホテルキーはいわゆるアナログな錠前タイプ。ホテルのお部屋のナンバープレートも金属製で重さもあり、無くす心配はないけれどカバンのなかで場所をとりました。そしてドアの内側にロックがないので、安全的にどうなのかなという不安も。

また、壁がとても薄いので隣の人が帰ってきて廊下を歩いたりドアの開閉時には結構音が響いていました。そしてお部屋の空調（三菱エアコン）が壊れていて暖房が入らず、とても寒かった！ フロントを呼んでも来てくれず、2月の滞在ではなかなかの苦行でした。

そうはいっても、オペラ座から徒歩5分の立地で1泊9700円であれば、多少の難は折り合いをつけるしかないかなと思います。そもそも観光でほとんど外にいるので、寝るだけならば割り切れるというものです。とにかく安く、観光地を拠点にしたい人には立地や環境は抜群！ コスパはとてもよいホテルではないでしょうか。