女性には、毎月必ずやってくる厄介な生理。ホルモンバランスの影響で気持ちがナーバスになったり、身体にも生理痛や貧血といった症状が出ることも。特に旅行に出かけるときに生理が重なると、持っていく荷物も考えねばなりません。今回は一年の半分近い日数を国内外で旅している経験から、女性のトラベラーに向けて持っていきたい生理用品を紹介します。
生理用品は使い慣れたものを携行しよう

前述のとおり、体調は本調子とはいかない生理中。そんな折に見知らぬ土地に出かけたり、普段と勝手が違う場所に行くわけですから生理用品は使い慣れたものを持参するのがおすすめです。また、行く場所によって突然の生理でも生理用品を調達しやすい場所とそうでない所があります。自分の生理周期を勘案して準備するのがベストです。
国内の大都市圏への旅行
国内の大都市圏の旅行なら、駅前にドラッグストアがあることも多く、コンビニも徒歩圏内にあります。スーツケースのなかに生理用品の準備がないのに、タイミング悪く旅行中に生理になったとしても現地調達しやすいです。ただし、コンビニは置く場所が限られるため、豊富な種類が揃っているわけではありません。「厚手のナプキンがほしい」など、使用するものが決まっているなら持参するのがおすすめです。
国内の地方都市、郊外への旅行
地方の温泉だったり交通の便が悪いところに行く場合、駅前にドラッグストアはおろかコンビニも徒歩圏内にないことも。簡単に生理用品が買えないことを想定して、生理周期が近い時期の旅行時には、予め生理用品を準備して持参しましょう。
海外に行く場合(アジア圏の都心部)
基本的に国内同様、使い慣れたものを持っていくのが一番です。ただ、中国や韓国、タイなど一部のアジア圏では日本のナプキンが販売されています。

スーパーマーケットのほか、生活雑貨を扱うコンビニ、アジア圏で展開しているワトソンズという香港系のドラッグストアでも購入可能です。
海外に行く場合(アジア圏の地方都市)
地方の場合は商店そのものが少なく、場所によってはショッピングモールに行くと、ドラッグストアや大型スーパーがあり、こうした商品が見つかることも。ただし、DiDiやGrabなどのアプリで配車したり、タクシーやレンタカーでの移動が必要です。遺跡巡りや自然豊かな場所への旅では現地調達が難しいため、多めに持参しておいたほうが無難です。
海外に行く場合(ヨーロッパの場合)
ヨーロッパへの旅行では、都心部や地方のどちらが行き先でも日本の生理用品を持参するのがベターです。スーパーやドラッグストアなどでナプキンは購入することができますが、種類も少なく使い勝手がよくないものがほとんどです。日本のナプキンのように夜用や羽つき、肌かぶれに対応したものなどといったバリエーションが乏しく、使うのが不安になることもしばしば。「もしかしたら生理がくるかも」というタイミングの旅行なら、使い慣れたものを持参するのがおすすめです。

日本の生理用品、ヨーロッパに輸出したら人気が出る気がします。それくらいに品質がイマイチです……
海外に行く場合(中東の場合)
UAEやサウジアラビアなどといった中東の国も、コンビニが町中にあるわけではないので生理用品は持参するのがよいと思います。大型のショッピングモールに入っているスーパーマーケット等に置いてあるので、Uberで配車して出かけて購入することになります。
旅行におすすめの生理用品2つ
ここからは、旅行で携行するおすすめの生理用品をご紹介しましょう。
おすすめの生理用品1:CLINICS(クリニクス)
産婦人科医と「過多月経」に特化して開発された商品で、夜用ナプキン5枚分の吸収力を謳っています。初めて手に取ると「おしめみたい!」と思うほど、分厚くて驚きます。2日目のような量が多い日に長時間フライトになってしまっても、しっかり吸収してくれるので安心して機内泊できます。これまでタンポンと夜用ナプキンを併用していたという人にも、おすすめしたい吸収力のナプキンです。
おすすめの生理用品2:シンクロフィット
友達にすすめられて使いだしたら手放せなくなったのが、ナプキンにプラスアルファして使うシンクロフィットです。腟口に当てて挟んで使うのですが、ダイレクトにシンクロフィットが経血を吸収するためナプキンを交換する頻度が激減。メイクポーチに数本入れられるほどのサイズ感なので携行しやすく、多めに荷造りしてもスーツケースのなかで嵩張らないのも特長です。
量が多い日の夜でも、シンクロフィットを当ててから寝ると横モレ防止にもなるので「シーツを汚したらどうしよう」という不安感から開放されました。
そのほか、生理のときに私が持参しているもの
次に、私が生理のときに持参しているアイテムもまとめておきます。
最近は月経過多の傾向で、シンクロフィットとCLINICSを併用して仕事をすることも多く、夜のホテルの真っ白なシーツを恐怖に感じることも。とはいえ寝ないと翌日のパフォーマンスに影響するため、苦肉の策でバスタオルを持参して下に敷いて寝ています。汚しても惜しくないよう、持っていくのはもっぱら使い古したタオルです。
冬は足の先が冷えて、生理痛がやたら重くなることも。貼るホッカイロをお腹や腰に貼って血行をよくして生理痛が重くならないよう気をつけています。せっかくの旅行なのに、ホテルの部屋で寝て過ごすのは避けたいですもんね。


もとから生理痛が酷いので、鎮痛剤はいつでも化粧ポーチに常備しています。渡航先でも購入できるけれど、飲み慣れた薬が一番なので旅行前には必ず1シートを補充しています。


これも夜に寝る際、国内のホテルだと館内着がありますが白ばかりなんですよね……。汚すのが怖くて、量が多い日に出張や旅行が重なったときにはコットンのジャージを持参。夜は履いて寝ることで寝具を汚さないよう心がけています。
旅行時の生理用品の話、まとめ
以上、私の経験値から旅行時の生理用品についてまとめてみました。結論は、やはり使い慣れたものを荷物になっても携行することに尽きます。荷物をコンパクトにしようとすると、使い切るギリギリの量を狙いたくなりますが、多めに持っていくのもポイントです。長時間のフライトや慣れない異国の地で、通常より多く出たりだらだらと続いたりと生理周期や量に変動があっても対処できます。
女性ならば長いお付き合いになる生理。旅行と重なるときの気の重さは言い表せないものですが、なるべく快適に過ごせる工夫をして乗り切りましょう!
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