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「ディズニー・クリスマス」に恋焦がれた子供時代と、魔法が解けてきた今

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子供の頃、とある音楽番組でディズニー・クリスマスのイベント時期にディズニーランドから生中継をしたことがありました。外国のアニメのようなセットと幻想的な演出に、すっかりときめいた私は大人になってからというものクリスマスの時期は毎年行くように。でも、2022年のディズニー・クリスマスでピリオドかなという気分にもなったので、エッセイとして残しておこうと思います。

目次

私とディズニー・クリスマスの思い出

それは1990年、私が小学校6年生、12歳のクリスマスイブでした。朝、学校に行く前に必ず目を通していた新聞のテレビ欄に『ディズニーの魔法の国のメリー・クリスマス』を見つけたのです。テレビ朝日系の特別番組で、「ChristmasFantasy1990」のイベント真っ最中のディズニーランドから生中継する音楽番組でした。

開業まもなく、祖父母や両親達と複数回行ったことがあるディズニーランド。行ったのは夏休みや春休みの時期で、クリスマスに出かけた記憶はありません。ピアノの上には買ってもらったミッキーやドナルドのぬいぐるみもありましたが、なにしろ激混みだし連れてきたワリに祖父も父も不機嫌になるばかりで、さほど当時はディズニーにいい思い出はなかったのです。

だから私が心躍らされたのはキャラクターでもレジャー施設そのものでもなく。大好きなバンドのTMN(当時、TMNETWORKからリニューアルしてTMNになったばかり)が出演することでした。登校前にいそいそ録画予約をしたものの、父からは「成績が悪かったら見せないからな」ときつく言われたのを今でも覚えています。

折しもクリスマスイブは学校は終業式の日で、成績表が渡される日でもありました。オール5しか取ったことがない成績優秀な両親の下で育てられたのに、娘の私はポンコツで……。今更頑張ったところで、成績表がオール5になるわけでもなし。悪知恵だけは働くので、友達を拝み倒して父の逆鱗に触れてテレビを観せてもらえなくても大丈夫なように、保険として同番組を録画してもらっていました。

探してみたら当時の番組をUPしているYouTubeがありました。「あいにきてI・NEED・YOU!」が大ヒット中のGO-BANG’S、WINKも出演していたのは記憶していました。が、改めて当時の番組を観てみるとサンフランシスコのディズニーに松田聖子が行っていたり、まだスプラッシュ・マウンテンが東京ディズニーランドにこれからできるぞ、というタイミングで本国アメリカのスプラッシュ・マウンテンをレポートしていたり。ものすごい番組を観ていたなあと。

お目当ての出演者も映像がUPされていました。入園ゲートすぐの花時計前で生演奏したのですよ。あの頃ってどんなアーティストも1曲はクリスマスソングを作っていたような記憶があり。特にこの「Dream of Christmas」は、この放送と相まって大好きなクリスマスソングになりました。オルガンの前奏がロケーションにもぴったりマッチしていて、狂ったようにクリスマスが終わってもCDを聴いていたほど偏愛したものです。

今も実は手元に当時撮ったVHSが残っているんですが、再生機がなくて。無理とわかっていてもソフト化希望です……!

佐野元春がテレビ初出演で、ディズニーのパーク内を歌いながら歩く様子が子供心に格好よくて格好よくて。大人の色気というのですかね、この時が初見のアーティストでしたが一瞬で虜になりました。

欧米のクリスマスに対する憧れ

加えて私が小学生当時、日曜の夜には「ハウス世界名作劇場」というアニメを放送する枠がありました。小公女セーラや小公子セディ、愛の若草物語などが美しい絵のアニメで放送されており。欧米が舞台だけあってクリスマスの場面も多く、日本の商業的なポスターや装飾とは違う街の雰囲気と人々の高揚感に、それがアニメでも子供心にワクワクしたものです。

宗教上は神道を信心している私ですが、祝祭感溢れるクリスマスはこうした事情が複合的に絡まって、とてもワクワクする思い入れがある行事となりました。

海外旅行もクリスマスシーズンのヨーロッパが大好き

だから12月12日の新婚旅行もクリスマスのディズニーに行く

そんなこんなで個人的な思い入れがいっぱいなクリスマスとディズニーと欧米的なもの。それが渾然一体となっているのが、まさにクリスマスイベント時期のディズニーランドでした。大学時代からバイト代を貯めては友達と一緒にクリスマスのデコレーションでいっぱいになったディズニーランドに通っていました。

結婚したのは2008年でしたが、当時は私もIT企業に勤務する会社員で。眠る時間すら削られるようなハードワークのなか、年末に結婚することに。夫も似たような勤務状況で二人が忙しくない時期というのがまったくなく。会社からは「新婚旅行に行ってもいいけど、連絡が取れる近隣にしてくれないか」という打診もあり……。

「じゃあどこに行く?」となった時、自分が一番過ごしたい場所だったのがクリスマスイベント時期のディズニーでした。夫は特に希望がなかったため、アンバサダーホテルに泊まって東京ディズニーランドとシーに1泊2日で行くことに。プロポーズもロクにない求婚だったこともあって、改めてのプロポーズはディズニーシーのSSコロンビア前という思い出もでき、私たち夫婦にとってクリスマスのディズニーは特別な場所となりました。

ディズニーから横浜の区役所へ直行し、ふたりで入籍届を出して夫婦になりました。

「ディズニー・クリスマス」2022年が残念だった理由

そんなこんなで毎年、結婚記念日になると夫婦揃って泊りがけで出かけるディズニーのクリスマスイベント。2022年はミラコスタホテルのポルトパラディーゾサイドのお部屋が取れ、念願のショーを真正面からお部屋でみる夢も叶いました。でも、残念だったのがクリスマスっぽさが年々希薄になっていることでした。

結婚10年目にはクリスマスイベント中の香港ディズニーにも行きました

世界を襲った新型コロナウイルスの影響で、簡素化されていたクリスマスイベントを再びやると聞き、わくわくしながら買い換えたばかりのカメラ片手に行ったものの。装飾はあるものの、以前のそれと比べるとディズニーランドもシーも、おとなしめの飾り付けでした。

定番のワールドバザールにそびえ立つ巨大ツリー。前述の1990年に放送されたクリスマス特番でもこのツリーが確認できたので、もう定番中の定番ですね。3年ぶりの復活となった2022年も夜はライトアップされ、ここで写真を撮る人が絶えませんでした。

定番といえば、パーク内を彩るクリスマスリースもそこここに。毎年違うデザインだから写真を撮って見比べるのも楽しみのひとつ。

シーのニューヨークエリアに建つデパートエントランスに置かれる、こちらも定番のクリスマスツリー。毎年艶やかな飾り付けが楽しみだったりします。

ビッグサンダーマウンテン近くのスペースに飾られたクリスマスツリー。丸太にも装飾があるのがユニーク

園内を探して歩くと、クリスマスの飾り付けをいくつも確認はできるのですが。それでも以前と比べると量が激減しているような気がしています。

特にショーウインドウは簡素化が顕著です。クリスマスの妖精・リルリンリンがかわいいショーウインドウはワールドバザールでお菓子を扱うコンフェクショナリー。ここはクリスマスらしさがある飾り付けでしたが、ほかはほぼ通年どおりで。ショーウインドウのクリスマスデコレーションをみるのが国内外問わず大好きなので、これはちょっとショックかな……。

かつての「ディズニー・クリスマス」は絵的に素晴らしかった

「じゃあ、かつてのクリスマスディズニーってどんなだったのよ」というお話も。過去の秘蔵写真で振り返ってみます。

タワー・オブ・テラーの右手に写る、メディテレーニアンハーバーの15mもの巨大クリスマスツリーは長いことディズニーシーの名物でもありました。

この巨大ツリーの下でプロポーズされました

2022年はワールドバザールの巨大ツリーが3年ぶりに復活しましたが、シーの巨大ツリーはまだ先なのかしら。ほかにも施設ごとにテーマが違ったツリーが激減しているのも気になっており。

たとえばアメリカンウォーターフロントの界隈にあるクリスマスツリーは、星条旗カラーのリボンやテンガローハット、革のナイフケースがオーナメントだったり。

トランジットスチーマーラインのデッキには、海の生き物のクリスマスリースだったり。

ダッフィーグッズを扱うお店では、ツリーにダッフィーのぬいぐるみもいたりして、店やエリアごとに異なるテーマで観て歩くのがとても楽しかったんですよね。今年はそもそもクリスマスツリーもリースも数が少なく、あっても画一的なものばかり。

以前はモニュメントのあしらいもクリスマス仕様でしたが、2022は全体的にこうしたものも少ない気がしました。

2008年に撮ったクリスマスのバルーン。今年は通年のバルーンが売られるだけで、やはりグッズもクリスマスらしさは最小限という気がしました。

仕立物屋さんの様子を再現したショーウインドウ、針刺しがツリーだったことも

顕著なのはショーウインドウの飾り付けです。どのウインドウも通年とは違い、クリスマスのあしらいを楽しむために全部見て回っていましたが、ほとんど変わり映えがなくて。

全体的に細部の演出が甘くなったというのか、これもコロナ禍で受けた打撃から経費削減傾向なのか。夢の国なのに、端々にそんな事柄が見え隠れしてしまい、少々寂しい限りです。

時代の流れなのか、煩悩が消化されたのか

世界的なムーブに加え、リサイクル法でディズニーでも飲み物に付属するストローが紙製になるなどエシカルな動きが出てきています。そう考えるとこれから先は余計な装飾は省くという方針なのかもしれないし、まだコロナ禍であって収益が戻っていないのかもしれない。

自分にとってクリスマスのディズニーはひときわ特別な夢の国でした。キラキラして日本でも海外でもない物語のなかのような別世界。子供の頃から恋焦がれて来た、最高の夢の国も幾度となく足を運んだことによって満足し、同時に一定の年齢を経て煩悩や欲望が消化されてしまったのかもしれません。バブル期に雑誌やブラウン管を通じて目にした豪華な大人の衣装や生活、みなぎる活力のすべてが、この夢の国のクリスマスにあったように思います。

決して飽きたわけでもありませんが、自分にかかっていた魔法は今、解けかけているのかもしれません。それが大人になるということならば、こんなに寂しいことはないのですが……。

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