人気のテレビドラマ『孤独のグルメ』のシーズン7 第1話でも紹介されたキセキ食堂。上尾図書館で調べ物があり、さほど遠くないことからランチがてら寄ることにしました。行列店ですが事前に予約しておくとスムーズに入店できました。埼玉は観光名所や名物が乏しいと言われがちですが、豚肉のおいしさは群を抜いているのでぜひ、いらっしゃることがあれば食べていただきたいです。
「キセキ食堂」の事前予約はHOT PEPPERから
行列が絶えないと聞き「並ぶのはちょっと」と、行くのを躊躇していたキセキ食堂。でも、調べてみるとHOT PEPPER経由で事前に予約ができることがわかりました。予約は以下のサイトからできますが、1人だと比較的直前でも取りやすかったです。
私が予約をしたのは上尾に行く前々日。昼の予約は満席でしたが、開店直後の10時には空きがあり予約ができました。当日は駅から徒歩でも行けるようでしたが(実際、歩いてくる人が多かった!)、暑い日だったために東口の駅前からタクシーに乗車。混んでいなければ1メーター程度の乗車代金でお店まで到着できました。
到着したのは予約した11時の5分前、10時55分です。お店の入り口前には8組程度の行列ができていました。予約しているしなあ、と並ぶのは躊躇し。目の前にある自販機前でうろうろとしていました。
精肉店がやっているお店なんですね。埼玉はおいしい豚の産地で、特に秩父は黒豚が有名だったりします。有名どころでいえばサイボクハムは、有名人のお取り寄せとしても度々メディアで取り上げられています。
11時を数分過ぎた頃、お店がオープンしました。予約をした人からお店に招き入れられますが、なんと並んでいる人全員が予約ありで。並んだ順でお店に入って行きました。並んでおくべきだったとは……。
予約時間に来たものの、その後一向に中へ入れず。「予約した意味がなかったなあ」なんて考えていましたが、聞いてみると中で食券を買うシステムのため、密にならないよう列を区切って中に入れているのだとか。
注文したのは「上キセキカツ定食(120g)」
昔なら迷わず最大ボリュームで注文してしまうのですが。さすがにまだ昼前なので、控えめに120gで注文しました。それでもこの肉厚っぷり、見た目でも十分満足できます。
お肉はほんのりとピンク色になっていて、加熱し過ぎず程よい揚げ加減であることを伺わせます。定食のサラダ用ではありますが、カウンターの上にはさまざまな調味料が置かれていて自由に選ぶことができます。
醤油があるのが、いかにも関東らしくて。というのも、母方は代々埼玉県の出身で、祖父も母もコロッケだろうがトンカツだろうが醤油を掛けて食べる人たちでした。子供の頃はいわゆる甘いトンカツソースを好んでいましたが、それを食事中に「関西人じゃあるめぇし」と祖父から散々毒づかれたことも。
ただ、不思議なことに大人になると揚げ物には醤油がおいしくなるんですよね。これはやはりDNAが為せるものなのでしょうか。
どちらが合うのか、半分をトンカツソース、半分を醤油で食べてみることに。結論でいうと、どっちもおいしいもののソースが甘めなので、好みはキリッとした辛さのある醤油かなと。
お肉はうっすらピンク色が残っていますが、じっくりと揚げているので安心してお召し上がりくださいとのこと。肉汁というか肉の油がじゅわわと滲み出るようなトンカツではなく、ひたすらしっとりやわらか。厚みがあって食べごたえ抜群なので、女性は120gがよいのかも。
ごはんとお味噌汁はおかわり自由。お肉のパンチがあったので、ごはんはおかわりしませんでしたがお出しがきいたお味噌汁がとってもおいしくて。お味噌汁は2杯いただいて帰りました。
帰りはGOアプリでタクシーを呼び、駅前に戻りました。道が混んでいなければ10分かからず到着しますが、平日でも混み合っている時もあるので、食べ終わる頃に呼んでしまってもよさそう。次は隣の人が食べていたステーキが気になっているので、再訪したいと思います。
それにしても、松重豊さんのトンカツの食べ方って本当においしそうですよね。
キセキ食堂 上尾本店
埼玉県上尾市本町3-11-13
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