いつもイノダコーヒーが私の京都モーニングの定番なんですが、気分を替えて京都・河原町にある六曜社に行って来ました。愛煙家なので、タバコを吸ってコーヒーが飲める昔ながらの喫茶店は昨今かなり稀少。長いアーケード街の一角にあり、こじんまりとした間口に大きな看板を掲示しているわけではないので、気をつけて歩かないと素通りしてしまう危険あり(つまり私がそういうミスをしたのです)。
懐かしい昭和の喫茶店の雰囲気が今も息づく店内
店内は昭和の雰囲気たっぷりのレトロな内装。喫煙可なのでタバコのニオイとコーヒーのニオイが入り混じった空気が、THE喫茶店という感じ。開店と同時に行ったので、お客さんは私一人でしたが土日の混雑具合はどうなんでしょう。テーブル間もゆったり間隔ではないので、タバコが苦手な人は割り切るか行かないかの選択がベターかも。
新聞も置いてあり、朝刊やスポーツ誌を見ながらコーヒーを飲んだりパンを頬張る常連さんも多いのだとか。
かわいいマッチを発見。各テーブルに置かれた灰皿に載せられた小さなマッチ箱は、手書きのぬくもりが伝わってくるデザイン。こういうマッチを集める人もいるんですよね。うちも祖父が大量に収集したマッチ箱が押入れに眠っていたような。
噂に聞いていた六曜社流のおてふき「ウエッティーのテーブル1本置き」。ホントにトンと目の前に置かれるんですね。写真に撮ると絵面がコミカルでした。
ロールケーキやドーナツといったスイーツも人気の六曜社ですが、やはりここは朝なのでシンプルにバタートーストをいただきました。
軽く焼いた厚切りのトーストは小麦の香りともっちりとした食感で美味しかった! バターもたっぷりと染みこんでいて、口いっぱいに幸せの味が広がります。この銀のトレイもレトロ。昔の給食の食器ってこんなんだったはず。
コーヒーはスプーンに角砂糖がセット。うちはお歳暮やお中元に角砂糖をいただくこともあり、こんなふうに出されるのが定番だったのでなんだかもう実家の朝ごはんのような気分になりました。今はスティックシュガーが多いもんね・・・
まさか京都というアウェイに来て郷愁に浸ることになろうとは思いませんでした。それにしても普段、自宅ではロクに朝食も食べないのに旅先だと猛烈に朝はお腹が空くのってなんでなんでしょうね。
このお店はここにあります
六曜社
京都府京都市中京区河原町三条下ル大黒町36
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