2018年7月に出した拙著「おいしいお詣りスイーツ」には掲載が叶わなかったのですが、八坂神社の祭礼・祇園祭に来たら食べたいのがコレ。境内にある「中村楼」の稚児餅です。味噌を塗って串に刺して焼いたお餅は、祭礼期間限定で食べられます。テイクアウトもできますが、ぜひ隣にある中村楼の茶店・二軒茶屋で焼き立てを召し上がれ。
八坂神社の表参道にある「中村楼」の由緒正しい稚児餅
この時期にしか食べられない稚児餅は、八坂神社の境内にある二軒茶屋で食べられます。
いつから稚児餅が祇園祭で食べられるようになったか定かではありません。神の使いとなり奉仕する稚児さんが八坂神社の本殿に参じる「稚児社参」に献上するお菓子なのです。
毎年7月13日の朝早くに、潔斎した中村楼の当主が御神膳に盛り付けた稚児餅を八坂神社に奉納。社参を終えた稚児が中村楼で休憩しますが、このときに振る舞われるのが稚児餅なのです。
二軒茶屋でいただく、祇園祭の味
稚児餅は買って帰ることもできますが、暑い夏の祇園祭のこと。観光途中ならば二軒茶屋で食べるのがおすすめです。二串のったお皿に抹茶がついたセットがありますよ。
これは稚児餅を横からみたところ。お餅にはたっぷりと味噌が塗られて香ばしく焼いてありました。甘さ控えめで、なかなか味噌のしょっぱさが汗をかいた体にぴったり。あんころ餅のような甘いお餅が苦手な人でも食べやすいです。
お昼にいただいた鯛茶漬け
お昼時だったので、鯛茶漬けもいただきました。甘いゴマダレがのっていて、醤油派の私にはもったりとした味わい。キリッと食べたかったなあ。水菜の煮たのとか漬物もついていました。
お店ではオリジナルの甘味や雑貨なども販売しています。
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二軒茶屋
京都市東山区祇園八坂神社 鳥居内
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