イギリスに行ったら、体験したいのが本格的なアフタヌーンティー。優雅な気分でいただく美味しい本場の紅茶やスコーン、ケーキ、サンドイッチは憧れてしまいますよね。でも、イギリスは伝統やしきたり、マナーを重んじる国だけに出かける際の服装が気になる人もいるはず。そこでロンドン滞在中に人気のサロンを巡った実体験をもとに、服装について考えてみるとともに、荷造りのコツについてまとめます。
まずは公式サイトで情報を確認する
「ドレスコード」とは、ヒトコトでいうならば“服装規定”のこと。場所やシチュエーションに応じたふさわしいとされた基準を意味します。サロンのなかには、公式サイトでドレスコードに関する記載があることも。利用したいサロンが決まっていれば、予めチェックをしておくのがおすすめです。記載がなく、不安があれば予約をする際にメールで確認をしてみるのもひとつの方法です。
こんな光景に出くわしたことも。とあるサロンで紅茶を飲んでいた時のこと。両腕に極彩色のタトゥーを入れて、ビビッドなピンクのヘアに皮ジャン、網タイツ姿のパンキッシュでカッコいいカップルが来店しました。店内はまったく混雑をしていないのに、そのカップルは奥の柱で見えない席に案内されていたのです。場の雰囲気を壊さないこともドレスコードの意義。このケースではお店の人が雰囲気を意識された結果、人目につきにくい席に案内したのではないかなと拝察しています。
アフタヌーンティーに適さない服装
では、具体的にどんな格好をするのがよいのでしょうか。結婚式のお呼ばれのように、パーテイドレスとショールをまとってヘアもアップにした日本人と遭遇したこともありました。わざわざホテルのトイレでお着替えしたのか、大きな荷物を抱えて大変そうでした。
実際、いろいろなアフタヌーンティに出かけましたが、英国のご婦人方のお召し物は至ってシンプル。ワンピーススタイルやカットソーにタイトスカートなど。夜のパーティではないので露出度が高いとか、気合が入りすぎた格好だと浮いてしまう恐れがあると思います。
そこで具体的にイメージしやすいよう、たとえばこんな服装というものをイラストレーターのおぐらなおみさんに書いていただきました。
英国アフタヌーンティ、こんな格好はNG
アフタヌーンティに適さない服装を、1~4のスタイル別にまとめてみました。
例1:ラフすぎる服装
サンダルや短パン、ノースリーブなど露出度が高く、ラフな服装はNGです。
例2:ジーンズスタイル
たとえ白シャツを合わせても、作業着がルーツのジーンズはアフタヌーンティには相応しくない格好といえるでしょう。チノパンなどパンツスタイル避けてスカートにするのがベター。
例3:ブーツ
冬には人気のアイテムですが、結婚式では着用NGになっているアイテムでもあります。ニットワンピースと合わせるとかわいいのですが、避けたほうがいいでしょう。
例4:パーティ用ドレス
結婚式のお呼ばれドレスのような華やかな格好をした日本人をたまにみかけます。夜会やパーティではないので、わざわざ巻髪をしてアップにしたりシフォンのショールをつけなくてもOK。
アフタヌーンティーに適した服装
次にアフタヌーンティにおすすめのコーディネイトです。
例1:ベーシックなオフィスカジュアル
ブラウスにタイトスカート、パンプスのベーシックなスタイル。ボーダーやギンガムチェックのようにカジュアルでなければ柄物にしても◎
シンプルなカットソーにスカートもアリです。
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例2:ワンピース
シャツワンピやニットワンピースなどワンピースもおすすめ。シンプルすぎるのが気になるようなら、スカーフをしても。
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例3:カーディガン
シンプルなトップスにカーディガン、フレアスカートといったスタイルは40代前後の御婦人に多いスタイルです。
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例4:セミフォーマル
子供の入学式や七五三など、セミフォーマルな格好も悪くありません。ツイードのジャケットにパールなどホテルのティールームでシニアな女性がステキに着こなしています。
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目安としては、キレイめのオフィスカジュアル。雑誌でいうところのCLASSYやOggi、Marisolのコーディネートなどを意識するといいと思います。
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旅行中のアフタヌーンティ、お着替え不要にするコツ
イギリス旅行中、観光のひとつとしてアフタヌーンティーに出かける人も多いはず。直前まで買い物したり、観光することを考えると歩きやすいスニーカーやラクな格好で出かけていることも。わざわざアフタヌーンティーに行くためにホテルに戻って着替えるのは面倒ですよね。
おすすめなのがアフタヌーンティーの予定がある日は、シャツワンピや黒の無地ワンピで出かけてしまうこと。
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カバンにパールなど華やかなアクセと一足、シューズを忍ばせて出かければ靴はスニーカーでもOK。予約の時間になったらホテルのトイレで靴を履き替えてしまいましょう。
ロンドン旅行に持って行ったシューズで、優秀だったのがこれ。値段もお手頃で、しっかりとした作りなのにとても軽いのが特徴。薄い布でくるむかスリッパ入れに入れてカバンの底に仕舞って出かけましたが、軽いので邪魔になりませんでした。
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