朝はイングリッシュブレックファーストやパン、夜はパイやフィッシュアンドチップスを堪能しても、一週間前後ロンドンで過ごしていると恋しくなるのが和食。特に白いごはんは猛烈に欲しくなってしまいます。ロンドンにはおいしいカレーのお店や中華料理店もあってお米は食べられるけれど、実は日本のラーメンという選択肢もあるんです。
トッテナムコートロードにある豚骨ラーメン「金田家」
福岡県で展開する北九州発の「金田家(かなだや)」は、濃厚でクリーミーなスープが特徴の豚骨ラーメン。九州ラーメングランプリで1位を獲得したこともある実力派のラーメン店がなんと、ロンドンにも出店しているんです。世界中でラーメンブームなのは広く知られたところ。ロンドンには金田家のほかに一風堂もありました。
しかもお店は金田家の向かいという近隣。
この「金田家」、ロンドンでも行列ができる店として有名で時間帯によっては20~30分待ち。飲んだあとの一杯……かどうかはわかりませんが、夜の20時前後はご覧のように混んでいました。
ロンドンの「金田家」のメニュー
メニューはこちら。日本語メニューは当然ありませんが、そのままアルファベット表記してあるだけなので、読んでもわかる内容が嬉しい。麺の硬さも選ぶことができました。替え玉や半熟卵、辛味噌などのトッピングも可能です。
最初にビールとツマミで、みたいな日本式のラーメンスタイルもできるようチャーシューや枝豆、唐揚げの小皿もありました。ラーメン&ライスもできるよう、丼やおにぎりも充実していてお米が恋しい人にはホントうれしい!
心ゆくまで久しぶりの日本食を堪能
イギリスのビールも美味しいのだけど、だんだんと日本のハウスメーカービールも恋しくなってきていて。いつもはさほど好きではない一番搾りが染みました。
そして夢にまでみた醤油味と白いごはん。中華料理店にも行ったんですが、お米が黄色っぽくてパサパサで。もっちり甘い日本のお米がとにかく嬉しかったです。
とろとろ豚肉はビールともぴったりで、あっという間にぺろりと完食。
ピリッと辛いものが食べたくて、スタンダードなラーメンではなく辛い肉味噌がのったものをチョイス。日本で通常食べるような豚骨ラーメンがロンドンで食べられるなんて、ほんとすごい時代だなあ。
テーブルには高菜や紅生姜も置いてありました。特に説明書きがあるわけではないので、隣の人や後ろの人から「これは何に使うんだ?」的な質問をいっぱいされました。日本人だってすぐにわかるんですかね。
ラーメンとビール、チャーシュー丼で23ポンド。158円で換金していたので、3634円の計算です。日本で食べれば2000円しないであろうオーダーですが、それでも日本食が恋しくて仕方なかった私には、惜しくないお代でした。