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江戸萌えにはたまらん!時代劇のセットみたいな妻籠宿の風景

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文豪・島村藤村の出身地でもある長野県南木曽町・妻籠宿。同じ中山道の宿場育ちとしては、前から一度行ってみたかった憧れの場所。紅葉がシーズンを迎えた秋に、一泊で行って来ました。

 

江戸情緒がそっくり残る妻籠宿の街なみ

中山道の宿場として賑わったという妻籠宿。明治になって鉄道が敷かれると、人の流れが変わり宿場町は急速に寂れていったとか。その原因としてよく言われるのが、鉄道が何者かよくわからなかった時代。「街の近くにそんなもの敷かれて何かあったら大変」と、宿場町から離れた場所に駅を造営した例が多かったそうなんですね。しかし、近代化の一途をたどる日本では駅を中心にして街づくりが進められたので、結果的に元の宿場町が発展から取り残されたわけです。

そんな不遇の時代が何十年もありながら、昭和43年に建物の歴史的価値が見直されて町並み保存が始められた妻籠宿。以前に行った奈良井宿もそうですが「よくぞ残してくれました!」と感謝したくなるほど。全長500メートルの町並みは、当時の風情が色濃く残されています。その結果、昭和51年には国の重要伝統建造物保存地区に選定。今では国内はもとより、海外からも古き良き日本の佇まいを訪ねて多くの人がやってきています。海外に伝播されている日本のイメージを凝縮しているので、来たくなる気持ちすごくわかる!

 

妻籠宿に来たら、ぜひ一泊して夜と朝の風情を味わって

昼間に街を散策するのもよいものですが。あえてここは言い切ります。絶対、妻籠宿で一泊したほうがいい! その理由として、まず旅籠に一泊することで気分がより江戸時代の旅を疑似体感できること。そして、夕暮れ時に一軒また一軒と軒先に明かりが灯る様子や、翌朝の朝霧が立ち込める幻想的な風景を楽しめるから。

さあさあ、まずは写真で少し観てみましょうよ。 

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訪れた11月だと、日が暮れ始めるのは16時半ごろ。だんだんと商家の軒先には明かりが灯り始めます。

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なんかもう、幻想的な風景。古い時代の風情大好きな人間にはこれだけでキュンキュンきます。

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軒先に吊るされた柿がまたいい味を出しています。でもこれ、小道具なんかじゃなくて、日常生活の一コマなんですよねえ。

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余談ですが、どこのお宅の玄関周りもゴミひとつ落ちていないしとてもキレイ。うちの祖母も旧中山道沿いで江戸時代から続く薬屋をしていた家の出なので、思えば玄関周りの掃除には人一倍うるさかった。玄関は家の顔だからといって、一日に何度も掃き掃除をしていました。

旅館によっては「ナイトウォーク」と称して、夜に行灯を貸してくれるサービスがあり。暗闇に包まれた街道沿いを散策することもできました(真田丸が気になって、結局は一度も外にでなかったけど)。

翌朝は8時に外へ出てみました。高台にあるお寺へお参りしながら撮った妻籠宿の俯瞰。

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上からみてわかったのは、意外と屋根は手を入れているんですね。エアコンの室外機なんかも裏に配備して、景観の邪魔にならないようにしているのがわかります。

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奈良井宿だと、アスファルトが敷かれていたのですが妻籠宿は石畳と土の道。

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生えた苔も、絡むシダもすべてが歴史を感じさせてくれます。

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いまだほとんどの家屋が現役の妻籠宿。一部は当時の建物の内部を公開する施設になっていました。こんな囲炉裏のある風景も、かつては当たり前にあったものなのでしょうなあ。

 

この場所はここにあります

妻籠宿

長野県木曽郡南木曽町吾妻

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記事を書いた人

大浦 春堂のアバター 大浦 春堂 旅作家|編集者

旅作家で編集者。旅を生業にしているのに重度の出不精。ビールとおいしい食べ物、博物館、歴史的建造物、ショッピングバッグ、ミュージアムグッズが大好物。GRⅢを片手に旅した記録を綴ります。撮りたて写真はInstagramからどうぞ。

📕著書:
『神様とつながる暮らし方』(彩図社)、『神様が宿る御神酒』(神宮館)、『御朱印と御朱印帳で旅する全国の神社・お寺』(マイナビ出版)、『神社とお寺 おいしいお詣りスイーツ』(講談社)、『東京いちどは訪れたいお寺の名建築』(エクスナレッジ)。

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