古き良き上海の面影をホテルで味わう「浦江飯店」<上海旅行>

古き良き上海の面影をホテルで味わう「浦江飯店」<上海旅行>

こんにちは、クラシックホテル好きの春堂です。
上海旅行もどうせ泊まるなら、その国の歴史が体感できるクラシックホテルがいいよね、と調べた結果。アインシュタインやチャップリンが宿泊したというホテル「浦江飯店」を発見。外観も古き良き上海の石造りの建物で、モロ好みです…。

宿泊してきた感想と、建物の様子を写真たっぷり目で紹介します。かなり長い記事になってしまったので、必要な箇所だけ読みたい人は目次からジャンプしてくださいね ↓

 

上海観光の基点にぴったり、便利な立地にある「浦江飯店」

外灘や南京東路は上海旅行に来たらハズせない観光スポット。「浦江飯店」(アスターハウスホテル)は外灘の端っこ、外白渡橋を渡ったところにあってどちらへも徒歩圏内に行ける立地でした。
歩いて1分のところにコンビニがあるほか、少し足を伸ばせば地下鉄駅もあるのでどこへ行くにも便利でした。ただ、タクシーの運転手さんに「浦江飯店」と言っても伝わらない事が多く。ホテルカードを見せてもわかってもらえないこともしばしばでした。あまり現地の人にはメジャーじゃないのかなあ。

 

ホテルのエントランスは補修済みでなかなかキレイ

1846年創業、すでに170年を超す歴史ある浦江飯店は、旧名をリチャードホテルといいます。レンガ造りの外観で、当時は上海を代表する高級ホテルだったそうです。それもこのエントランスをみれば納得。

カウンターの向かいには、ちょっとしたカフェも併設。昼間はここで打ち合わせをしたり軽食を食べる人も。海外のビールも割高だけど置いてあるので青島ビールに飽きたらここにピットインしてください。ペリエやコーラも部屋に持ち帰れるけれど、割高なのでコンビニで買うのがオススメです。

カフェの一画には、クラシックホテルにはつきものの回転式ゲートが。ここは今は封鎖されていますが、創業当時は入り口として使われていたそう。ここをチャップリンが通ったのか~と思うと感慨深いものがあります。

 

宿泊者以外も覗ける、歴史を紹介する展示スペースも興味深い

ホテルは現在も歴史的価値を後世に残そうと、補修作業の真っ最中でした。補修が終わり、キレイに整えられた所も多くホテル内を散策するのも楽しかったです。レトロな物件が好きならカメラは必須。廊下には創業当時の写真を使って、ホテルの歴史を詳しく解説しています。※日本語はなし

石造りの階段とステンドグラス。古い洋館萌えにはたまりません。

ホテルの2~3階部分はバンケットルームになっていて、会合や宴会で使われることが多いそうで。すでに改修工事がなされていますが、修復工事の際に出てきた当時の床なんかを一部、残して展示していました。

床の装飾まで凝っていて、往年の高級感が伝わってきます。

こういう階段も漆喰の壁も大好き。

吹き抜けになっている展示エリアは、チャップリンやアインシュタイン博士が宿泊した部屋のある棟にあります。中は入ることはできませんが、記念のレリーフに当時の解説が残されています。

かつて使われていたランプや調度品の展示もありました。色が変わった木の床も味があります。ここだけは当時と変わらないのでしょうね。

 

浦江飯店の気になるお部屋はいかに

宿泊したのは最上階の5階のお部屋。デラックスダブルルームで、広さは30 m²。オットマンがついたソファがあり、3泊4日の滞在にはなかなか快適な広さです。ただ古い建物なので、ある意味仕方がないけれど大型のトラックやバスが通ると建物が震度1程度は揺れます。それと、古さゆえに部屋の中も入り口から窓際まで傾斜があるので変な緊張感がありました(笑)。

特にここに座って部屋でゆっくりすることはありませんでしたが、買い物した荷物はここにポンポン置いていきました。かなりお役立ちです。

デスク部分はPCを置いて仕事するにも充分な広さ。上海ホテルにはお馴染みの果物とオヤツもありました。

強いてあげれば、部屋が角部屋だったんですが窓がこれしかなくて。せっかくの景観が楽しめなかったことが残念。閉塞感もありますね…。

中国のホテル、部屋着やスリッパがないところもあるけれど、ここはバスローブも完備。嬉しかったのは傘が1本部屋においてあること。滞在中、雨の日があったので助かりました。

お風呂はシャワーのみ。洗面台の右に小箱があって、ここに石鹸やシャンプー、櫛、歯ブラシがセットされていました。ドライヤーもあって日本のホテルと同じように便利です。

で、これが部屋の前の廊下。宿泊プランとしてはデラックスと名がついていても最安プランだったので、仕方ないんだけど…。クラシックホテルの良さを微塵も感じられない壁紙と床。

これは部屋によりけりで、こんなクラシックホテルらしい廊下のお部屋もあるんですよ…。これだけが残念でした。

 

浦江飯店の名高い「孔雀庁」で食べる朝ごはん

これがかつて浦江飯店で西洋式の舞踏会が行われたという孔雀庁(ピーコック・ホール)。中国初の試みだったそう。このホールみたさで朝食を1回だけ当日申し込みました。

当時の面影を残して修復された美しいドームは、孔雀が羽を広げた様子をイメージしているとか。シャンデリアも重厚感たっぷり。

不思議な木目の床は当時のままだそう。

日本でも朝食でよくあるオーダー式のオムレツ。野菜やチーズ、ベーコンを入れて作ってもらいました。

おかずは中国式の春巻きやごま団子とか

チャーハン、焼きそばなんかもありました。

中国の朝ごはんといえば油条。

パン食の人にはチーズやジャムも完備。

おかゆもあるので、付け合せの漬物類も一緒に。

デザートはメロンやヨーグルト、ドラゴンフルーツなどがたっぷり。ケーキもありました。

 

泊まってみた感想まとめ

立地がバツグンで、なおかつ和平飯店よりリーズナブルな浦江飯店。スタッフに日本語はほとんど通じませんが、みんな親切で過ごしやすいホテルです。日本円を両替するのも、ロビーにある自動両替機でかんたんに元に両替できました。

汗をかいたり汚したりしてしまった衣服のクリーニングサービスも便利。朝方、部屋のドアノブに専用のバックに入れてかけておくと、外出から戻ったときにはクリーニングしてくれて部屋に戻っています。有料サービスで衣類によって値段は違いますが、3泊4日のような滞在には便利です。

 

 

 icon-star-o この旅のポイントまとめ
・ 観光スポット、南京東路や外灘にも徒歩圏内
・ クラシックホテルやレトロな建築物が好きな人には撮影ポイントがいっぱい
・ サービスがきめ細やかで、親切
・ 古さ特有の建物の傾斜や、年季の入った廊下、出入り口などが許容範囲内の人向け

このスポットはここにあります

浦江飯店

編集者とか旅ライターとかやってます。御朱印と寺社旅メディア「ご朱印びと」運営中。ビールはアサヒスーパードライ派。お米は彩のかがやき派。アジアや日本をふらふら旅して、美味しいごはんをたらふく食べてます。お仕事のご依頼はコンタクトフォームからどうぞ。

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